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「ユーザビリティーエンジニアリング 著:樽本徹也」を読み終えました。
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- 2010-09-13 (月)
ユーザビリティーエンジニアリングという本を、ようやく読み終えました。HCDセミナーに参加して、もう少し理解を深めたい、というところで、@suzuki_curry さんからお借りしたものです。いちいちメモをとりながら読んでいたら、1ヶ月もかかってしまったー。
だいたいの内容は、一連のHCDセミナーに出ていたのでわかりやすい内容でした。セミナーで習ったことの復習と、あとは、実際の現場でのくわしい流れや、具体的な進め方、お金などの数字のことなど、スケール感としてつかむことができました。
浅野先生が言っていたことで、「まったく知らないことについての本は読めない」っていうのは、ほんとそうだな、と思いました。ほんと。(本だけに・・・。)
本当のニーズ
最後のほうに出ていた「本当のニーズ」という考え方が特に印象に残っています。セミナーの中では「アクティビティーとインタラクション」という言葉でたびたび登場していました。技術者になにかを伝えるとき、「本当のニーズ」を伝えないと、狭い範囲からしかモノを生み出すことができません。
浅野先生の例えをお借りすると、「ものすごく効率のいい券売機を作るってなに?」という話なんですが、その人からすると、「切符をスムーズに買いたい」ということじゃなくて、本当のニーズは「移動すること」ということですね。
だから、「テキストの文字を大きくして欲しい」と言ってしまうと、ただ大きくしかならないのですが、「文字を読みやすくしたい」とか「この部分を特に伝えたい」というように本当のニーズを意識すると、たくさんの手段の中から最適なものを選択できるようになります。
仲間を見つけよう!
これは「あとがき」の、最後の最後に書いてあったことです。
UCD (この本ではUCD、セミナーはHCD) は、まだあまり知られていない考え方なので、組織の中で複数の人の理解がないと進めることができません。自分だけが新しい考えを持ち込んでも、まわりの理解が得られず、ひとりで抱えてしまうだけです。
そこでこのように「仲間を見つけよう!」と書いたのだと思います。
ちょうど今日、まさにこのことを言っているツイートを見かけました。
最近の自分のテーマにズバリでヤスヒサさんに心読まれてるのかと思った。 自社にUX文化を広めるコツ : could http://www.yasuhisa.com/could/article/evangelize-ux/
幸いぼくは、@suzuki_curryさんと一緒にセミナーに参加していたので、けっこうすんなりと業務に持ち込むことができました。そのあたり、恵まれているのかな、と思います。
ほんと、そう思います。
さて、これでようやく情報デザインの教室を読みはじめられますー。
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