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アプリ「LINE」で「4つのUX」を考えてみる
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- 2012-01-07 (土)
- 頭ん中
2011年の振り返りも、2012年の抱負も、どうにも筆が進まない。ので、別のことを。
昨年末からメモしてある、LINEというアプリのことを書いてみよう。
なかなかどうしてこのアプリ、よく考えられてると思う。以前参加した「サービスデザインとUX」セミナーで教えてもらった「4つのUX」になぞらえて考えてみよう。まだまだ理解不十分なので、大きな思い違いをしている可能性もあるが・・。ちなみに、この試みは前にもドラクエやエフェクターで実践済みだ。
LINE
知り合いに勧められてはじめてみて、使っていると言うほど使っていない。主に嫁さんとのやりとりで、メール(チャット?)のみ、通話はしていない。
4つのUX
自分の感じた、または考える4つのUXは以下のもの。
予想的UX
これはベッキーがでているCMが担っていることになるだろうか。あとは、知り合いや友達の強いプッシュがあった場合とか。
予想的UXは、主にコマーシャルによるものが多くなってくるのだろうか・・。
一時的UX
使っている瞬間に感じる経験ということなので、以下のようなことになる。
- スタンプ(イラスト)をタップするだけで相手に送信される
- 感情が伝わりやすい、おもしろくて感じのよいイラスト
- (使っていないけれど)無料通話
これまで、メールやチャットなどのコミュニケーションツールで、「送信ボタン」または「Enterキー」を押さずに相手に送信されるものってあったんだろうか。タップ1つで自分の気持ちを相手に送信できるっていうのは、あたらしいUXなんじゃないかと思う。(探しているときに誤送信してしまうこともたびたびだけども)
エピソード的UX
これは・・・、「エピソード的UX - ある経験を内省する」ということだから、どういうことになるのだろうか。
内省ということは、こうしてこのアプリの体験をまとめている時点で、エピソード的UXということになるのかな。
そもそも、なにかのサービスを日常的に使うっていうことは、その存在を忘れずに再度立ち上げるということで、「一時的UX⇔エピソード的UX」を行ききしていることになるということだと思う。さて、どうなんだろうか。
累積的(意味的)UX
「累積的(意味的)UX - 多種多様な利用期間を回想する」。
これがまたすごくわかりづらい。自分的解釈だと、「その経験を長期間にわたって続けていた結果、よいことが起こった」ということだと思っている。この解釈の是非は置いておいて、そのまま話を進めてしまおう。
実体験としては、嫁さんとのコミュニケーションが円滑になった。たぶん。。
このまま使っていて、夫婦仲がよくなっていったら、それこそ「よいUX」じゃないかと思う。
その要因は、イラストのよさと、iPhone初心者の嫁さんでも使いやすい操作性だろうか。
電話番号による認証
このアプリの新しいところは、電話番号による認証であること。
ユーザアカウントを作るでもなく、Twitterなどの既存のアカウントを使うでもなく、携帯の電話番号がキーになっている。(ぼくが知らないだけかもしれないが)そんなアプリははじめて。
つまり、このアプリは「携帯電話」ということを前提としている。コミュニケーション系だとWebを意識したものが多いように思うが、このアプリはその部分をばっさり捨てている。
古い友達とふたたび出会う
電話番号を認証キーにしていることにより、可能になるサービスがある。
このアプリの初回起動時に、今携帯に入っている電話番号から、利用しているユーザーを探して「友だち」として追加してくれるという機能。
これにより、ふるーーい知り合いが友達として登録されているのだけど、どうも居心地が悪くて、そのまま放置してある。これについては、まだ「よい経験」をしていない。
でも、もしここから古くなっていた糸がつながって、なにか新しいことが生まれたら、それはそれはすばらしいUXなんじゃないかと思う。
ということを考えていたら、偶然前に書いた記事を見つけた。なんだ、似たようなこと考えたんじゃん。忘れてたけど・・
なんだか、疑問だらけの記事になってしまったけど、こうやって考えるのはなんともおもしろい。
ということで、LINEされてるかた、お気軽にわたくしまでスタンプぽちっとしてみてください。
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コメント
コメントありがとうございます!
「行き来している」の部分は、安藤先生のセミナーでも
聞いたような気がします。
いつか読もうと思っていた「UX白書」、
これを機に一通り読んで見ました。
なかなか難しくて、理解できない部分が多かったです^^;
これからもちょっとずつ勉強していきます。。
http://site.hcdvalue.org/docs/