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約束はしたほうがいい。「セフティ・マッチ氏の焚火話」と「約束の歌」のこと
- 2011-02-13 (日)
- 頭ん中
先日、ほぼ日ストアからお届けものがありました。嫁さんが「ほぼ日手帳」を買ったんです。さすがほぼ日さん、ステキな箱に入ってきましたよ。
ただ見た目がステキなだけじゃなくて、箱の上側のふたを開いたところに、これまたステキなメッセージが書いてあったんです。しかも、そのメッセージは、ビックリすることに、ここ最近ぼくが考えたこととすごくリンクする内容だったんです。
約束はしたほうがいい。なぜなら・・
約束はしたほうがいい。
赤ん坊とでも犬とでも、自分とでもいい。
しっかりと約束をしておいたら、
それを守ろうとしている間に、
手先が器用になったり、足が丈夫になったり、
目がよくなったり、頭がよくはたらいたりしてくる。
そうだ。あんなは約束を守れる人間になるんだ。
「セフティ・マッチ氏の焚火話」より
まさに、今までの自分の経験から、身にしみたことにすごくリンクしていました。
ぼくは、今までできる限り人と関わろうとしないで、自分の周りのことだけでやってきた。だから、なにも身についていないし、誰かに誇れるようなことがなにもない。
この歳にして、ようやくそれになんとなく気がついて、というかこの詩を書くきっかけになった出来事で、それに気がついたのだと思います。
歌を作る約束
約束してしまったのでやるしかない。休み中に一曲書く。
年末、最終の出勤日の帰り道、会社の男の子と一緒に帰る途中「休み中ヒマだし、1曲作ってみるよ」と約束をしました。
それで、その帰り道、たぶんその約束をしたことで「約束が人を育てるんじゃないか」ということを思いついて、帰ってからすぐに歌詞をまとめました。
それがこれです。
約束の歌
このままでいいのかい?
ひとり冬の帰り道
ネオンが語りかけてきた
答えはわかってる
でも応えられないんだ
ねえぼくはなにがしたいんだろう?
一歩進むたびひとつ後ろのドアが閉まる
そんな毎日の中で
きっかけがあれば生まれる感情だってある
何ひとつ約束をしてこなかったぼくは
ただひとり間違いに気づかなくなっている
守ってきた物のもろさに途方に暮れる
ぼくはようやく最初のリボンを結んだ
不格好だって慣れないんだから仕方ない
君とひとつ結んでひとつ階段を上る
ほら光が見えてきた
ぼくはひとつほどいてひとつ自由になる
愛を歌ってもほんとうのことはわからないし
夢を歌っても未来はおぼろげだし
でもひとつ約束したらひとつ生まれた歌
一滴の水滴が作る波紋ゆらしてくれた
これは約束が生んだ歌
約束が作る未来
守ってる?
人に見せるのもまー恥ずかしいですが、ほぼ日の箱のこの言葉を見たとき、すぐにこの詩を思い出しました。
まあぜんぜん、この「セフティ・マッチ氏の焚火話」のほうが、簡潔でかつもっと深いところまで教えてくれるステキな言葉なんですけどね。こうやって考えていたからこそ、すうっと入ってくるのかなと。
ちなみに、なんだかエラそうに書いていますが、わたくしぜんぜん約束なんて守れない人間でして、なんとこの歌完成してない(←!)んですね。
メロディーが気に入らないってケチをつけてそのままにしてあるという・・・。
約束を守れる人間になろう、それが自分を育てる。
おまけ
まあしかし、ほぼ日ストアはステキなものがたくさんあって、文字通り「消費のクリエイティブ」がしたくなっちゃいますね。
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