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コムデギャルソンのシャツを町のクリーニング屋さんに出したらばっちっばっちにノリがきいて返ってきた('A`)
- 2011-10-24 (月)
- つたえる
今日は大変ショッキングな出来事があった。
もう二度と同じ轍を踏まない為に、また、これをみた人が同じ悲劇を繰り返さないために、老婆心ながらこの記録を残しておこうと思う。
前にもこのブログに書いたのだが、ぼくにはすごく思い入れのあるシャツがある。ちょっと背伸びして買ったコムデギャルソンオムのシャツだ。
そのときの記事を見ていただければわかるが、その思い入れはかなりのもの、あらためて読んでも泣けてくる。
そのシャツの襟周りが黄ばんできていたので、クリーニングに出すことにした。その時にはこんな悲劇が起こることは予想だにせず、嫁さんの忠告を無視してどこにでもある町のクリーニング屋さんにお願いした。
そして待つこと1週間、それはぼくの手元に返ってきた。
ばっちばっちにノリがきいて('A`)
この写真で伝わりにくいのがもどかしいのであるが、風合いもなにもあったものじゃない。ばっちばっちにノリで固められ、つるんつるんになっている('A`)
前身頃は軽くシワ加工がされていたはずなのに、ビシッとアイロンがかけられている('A`)
袖口もだ。おそらく工業用のアイロンですごい圧力をかけられたんだろう。オックスフォード生地がつるんつるんにつぶれている('A`)
極めつけは後ろ姿。センターのタックが上から下まで、見事に(ゆがんで)アイロンがけされている。ドレスシャツかなんかと間違えるほど('A`)
いっしょに出した鎌倉さん(鎌倉シャツ)も同様の悲劇にあった('A`)
もう笑うしかないです。というか、笑わなければ正気を保てません。
でも、今回の件でこのクリーニング屋さんを責めることはできないのです。原因は自分の認識の甘さ、それ以外はない。
そこそれぞれに仕事のやりかたがあって、それでまわっている世界がある。そこに規格外のものを持ち込んだのは自分の責任。
これを教訓に2度と同じ過ちを繰り返さない、そうすることであのシャツも救われるだろう・・・。
と、これで締めくくっては悲しすぎる。
なんとか元に戻す手段を考えたい。
まずはクリーニング屋さんとして評価の高い白洋舎さんに電話をかけてみる。ノリについては洗えば落としてくれるそうだ。だが、元通りの風合いに戻るかはわからない。なにしろすごい圧力でプレスされている。
得意のネットサーフィンでいろいろと検索をしてみた。すると、世の中には魔法のように見事な仕事をするクリーニング屋さんがあることを知った。
岐阜のキタヤクリーニングさん。この記事でのシャツの染み抜きは見事!
山形の菊地クリーニングさん。ブログのプロフィール欄を見ると、その仕事の技術力は想像に難くない。"国家資格であるクリーニング師"そんな資格があることさえ、ぼくははじめて知った。
遠方には素晴らしいクリーニング屋さんがあるようだが、送料のことなどもあるので、白洋舎さんに持ち込んでみることにしよう。元の姿で戻ってきてくれることを願わずにはいられない。なむー。
今回の件で得た教訓。オシャレ着はその服に見合ったクリーニング屋さんにお願いすること。高価なものにはそれ相応のメンテナンス費がかかるのは仕方のないこと。
それともう一つ、「プロ」という言葉について。
どこの世界でもプロと名乗っていてもピンからキリまで。本物のプロと呼ぶべき人たちがいる。そうなるためには、その道を究めるという強い意志と、たゆまぬ努力が必要なのだろう。
この世界に生まれたからには、そんな「本物のプロ」と呼ばれる存在になりたいものだなあ。
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