瞬間と永遠.com 自分を探し自分を知るブログ@愛知県豊田市・名古屋市 > 頭ん中 > ジョギングアプリ「Runkeeper Pro」を4つのUXで考えてみる > HCD
ジョギングアプリ「Runkeeper Pro」を4つのUXで考えてみる
選択されているタグ
タグを絞り込む
- 2012-10-09 (火)
- 頭ん中
11月に行われる「豊田マラソン」にエントリーしています。10kmの部です。どうやら今年で5回目になるようです。
もう来月にせまっているので練習しなきゃと(遅い!)。Facebook見てるとジョギングしている人が多くて、「ジョグだん!!○○kmを○○分で走りました」なんてのをよく見ます。ぼくもちょっとやってみようかな、と。
アプリも種類があるみたいで、「ジョギング アプリ iPhone」で検索して、この記事を参考にしました。ざっと読んで一番の定番「Runkeeper Pro」を選んだわけですが、これがイイ!よく考えられていて、「ああこれが例のUXってヤツだろうな」と思い、この記事をしたためています。
例によって「4つのUX」で考えてみます。
ちなみに、過去にこのブログで、ドラクエ、ギターのエフェクター、iPhone、LINEについての「4つのUX」を考察しています。
1) 予想的UX
正直、あまりありませんでした。
- みなさんのタイムラインに流れてくるあっさりとした報告。
- あ、でも、がんばりに対して「いいね!」がつくのとかはよい予想的UXかも
- ブログでのレビュー
こんなところでしょうか。
- 基本的に必要があったのでダウンロードした
- 検索したらこれが有名だった
使用を決めた要因はこんなところです。
- 若干、英語かあ・・というマイナスイメージはありました
2) 一時的UX
ダウンロードしてはじめて使った時はこのような感じ。(ちなみに、まだ3回しか使ってません。。)
- ダウンロード→登録 Facebookでらくらく
- 英語だけども、なんとなくはわかった
- はじめて起動して、「プレイリストを選択」とあってテンションがあがった
- 英語のアナウンスで5kmごとにタイムがわかる。これはいいぞ!
- ランニング後。5分ごとの平均速度がわかる!
- 走った道のりが地図で確認できる!
などなど、数々の斬新な体験をすることができました。
英語のアナウンスは、最初はちょっと聞き取りづらかったですが、発音がゆっくりなのでしばらくした聞き取れるようになりました。
3) エピソード的UX
まだ3回ということで、あまりありませんが・・。
- このブログを書いている時点で、このアプリによる体験を内省している
- Facebookの友達との話題で、このアプリの会話になればエピソード的ということになりましょうか
4) 累積的UX
長期的な経験と言うことで、こちらは完全に想像になります。
- マラソンで目標1時間が切れた!
- ジョギングの週間が身に付いて体が丈夫になった!
- 走ることにハマって、フルマラソン出場を目指した!
と、例えばですが、このようなことが起こったとしたら、それは素晴らしい累積的UXではないかと思います。
あと、まだアプリの全貌が見えていないのでアレですが、
- 走った記録がどんどん貯まっていくこと
- トータルの目標距離を設定できる?
というような機能も、累積的UXを補完しているように思えます。
アプリ開発の模様を想像する
ここからは完全に想像になります。このアプリがどうやってできたのか?また、アプリを企画するとき、どんな順序で、なにに焦点を当てればいいのかというヒントが浮かび上がってきます。
第一に考えるべきは累積的UX
先日「XB(クロスビー)法」の勉強をしてきましたが、そのあたりとも関係してそうです。上に挙げた「ジョギングの週間が身に付いて体が丈夫になった!」その結果、「素晴らしい人生を手に入れた」という感動体験を根っこにして考えます。
そして、そのために、「走ること」を「補助してくれる」ようなアプリを作る、と。(人の体験・感動が最初に来ます。)
「累積的UX」を達成するためには続けてもらうことが必要なので、「一時的UX⇔エピソード的UX」を行き来できるような仕組みが必要。
SNSなどで自動的に「認知・拡散」ができる仕組みとして、「予想的UX」を高める仕組みが欲しい。自分を例にしてみると、この部分が弱いと感じました。例えば、SNSへ投稿するときに、もう少し見栄えのする地図だったり、速度のグラフなんかが投稿できるとよろしいのではないでしょうか。
負のUX
このUXを実現するために、絶対に外しちゃいけない機能ってあると思います。Facebookでたまに「GPSがおかしいっぽい」なんて投稿をみますが、このUXを成立させるためにはGPSが正確でないと話しになりません。ということで、このようケースを勝手に負のUXと呼んでみます。(もちろん非公式です。。)
音楽好きからの要望
起動してすぐ目に入った「プレイリストを選択」は、なんて配慮されたデザインだろう、と感心したものです。しかし!それならば、「再生したプレイリストを保存・投稿」なんてのがあってもいいのではないかな?
音楽好きのランナーさんそう思いません?
--
※この記事を書いた人、ミズノケイスケに興味を持っていただけましたら、リンクツリーをどうぞ。
この記事に関連する記事
- 関連ぐあい 2 : 新しい洋服ショッピングのUX、「試着のエンターテイメント」とかいかが?
- 関連ぐあい 2 : 脳内インタビュー「なぜ、ボクははなまるに通うのか?」
- 関連ぐあい 2 : HCD-Netセミナー名古屋#6 XB法を学びました。
- 関連ぐあい 2 : HCD DiG打ち合わせ 〜 利用シーンから考える「スマートフォンUIデザイン」入門
- 関連ぐあい 2 : アプリ「LINE」で「4つのUX」を考えてみる
- 関連ぐあい 2 : 4つのUXで難しくも重要なものは累積的(意味的)UXであろうか。
瞬間と永遠.com 自分を探し自分を知るブログ@愛知県豊田市・名古屋市 > 頭ん中 > ジョギングアプリ「Runkeeper Pro」を4つのUXで考えてみる > HCD
- RSS 購読
- リンク
コメント