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牧村憲一さんのDrillSpin Columnを読んで。 「音楽業界の危機」について、素人が感じたこと。

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楽業界について、あるブログ記事を読んで思ったことを書いてみます。(内容については、しょせんは素人の戯れ言ということで、鼻で笑っていただければこれ幸いです^^;)

その記事というのはこちら。


余談ですが、渋谷系、はっぴいえんど、TRATTORIA、フリッパーズ・ギター・・などなど、そそるキーワードにいちいちグッときてたりしました。

音楽業界? 音楽産業?

「音楽業界が衰退している」。これは、ここ数年よく聞く話題です。それほど業界に詳しくないぼくも、「CD売れてないし、そうなんだろうなー」程度の認識で、いち音楽好きとしては、ひとり勝手に憂えてみたり、なにかアイデアはないかと妄想を繰り広げたりしていました。

そこで、この記事です。冒頭部分を少し引きます。

音楽は危機的状況にあると言われてきています。しかし正確に言えば、これは「音楽産業」の危機状況なのです。深刻なのは、むしろ「音楽」そのものへの投資が著しく低下したことです。

なるほど!フォーリンウロコっ「音楽」の危機ではなく、音楽「産業」 の危機である、と。これは大きな発見でした。

音楽の体験は充実

音楽「産業」 は危機に瀕しているとしても、なるほど、自分を顧みても、まわりを見渡してみても、音楽の体験は、数年前に比べはるかに充実していると言えそうです。

アーティスト名を検索すればすぐにYouTubeに出てくるし、iTunesの手軽さ、フェスの台頭、スマホとアプリと音楽・・・。これらは聞き手としても変化であるのだけど、アーティスト(=発信側)としても、テクノロジーの進化で配信や制作の利便性、選択肢はとてつもなく充実してきている。

まったく、いい時代です。

困るのは誰?

では、この状況で誰が困るのか?

「音楽産業」を食いぶちにしているひとたち。アーティストももちろんそうだし、レコード会社、プロダクション?(その辺りの言葉の使い方がよくわかってません^^;)、CD屋、つまり、音源が売れないと儲からないひとたち。

ビジネスとしての音楽が苦しくなってきている、と言えそう。ただ、以前なにかで読んだのだけど、「CDが700万枚売れるというのは異常」という話(虎岩正樹さんの話だった気がするのだけど...)。そもそも、90年代の音楽産業の状況が異常だったのでは、という見方もある。

お金儲け主義の業界がネットの台頭でくずれてきた、と。中東で政権がひっくり返ったのと同じことで、自然のあるべき姿になってきたという見方はできないだろうか?

再び、グレイトフル・デッドに学ぶ

そんなことを感じたのも、「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」という本を読んだからだと思います。

グレイトフル・デッドのやり方はシンプルです。

  • 自分達が楽しんで音楽をやる
  • それを聞きたいと思ってくれる人に届ける
  • 古くからの業界の慣習は無視し、ただ純粋に

価値としての作品(音源)を、利益のためにガッチガチに管理して、本当に届いたらいい人に届かない。コマーシャル的戦略でもって、使い捨てのようなミュージシャンが、あらわれては消え・・・。

そうじゃなくて、これからの音楽業界に必要なことは、「聞いて欲しい人に、ただ音楽を届ける」ことかも知れません。それを当たり前にやってきたグレイトフル・デッドが教えてくれています。

なんて、素人がわかったように語ってみました...^^;


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