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ジョンの曲を聞いていて、感性と表現力について考えたこと。
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- 2013-03-20 (水)
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例えば、歌。例えば、写真。例えば、一枚のポスター。
「あ、いいな」と思える感性は重要だ。
他者の作品を評価するためだけでなく、自分が成長するためにも。
「良さ」がわからなければ、自分自身の高めかたもわからない。
例えば音楽なら、
まずは、「あの良い曲に似ているから良い」からはじまるだろうか。
いいものをすでに知っていて、その良さに近いものを感じると、センサーが反応する。
それをかたちにして、作品を作り上げればいい。
もちろん、作り上げるにはそれ相応の技術を身につけることが必要となる。
ただ、技術はあっても、センサーが鈍くては、良いものは生まれない。
つまり、良いものに近づいていく羅針盤を手に入れることになる。
どれだけ良い音楽を自分の中に持っているか、それが基準になる。
では、今までにない、まったく新しいものを生み出すための感性は、どうやったら身に付く?
それこそ、曲なら曲、そのものに、どれだけ「感じる力」を発揮できるか。
他との比較ではなく、純粋にそのものを感じる力がどれだけ敏感か。
いままでにないのだから、「どこかで聴いたことがあるから良い」ということはない。
人は、まったく初めてのものに対しては反応が鈍くなる生き物。
感じる力を高め、一瞬のヒラメキをつかんで、恥ずかしげもなく晒していく、と。
***
そんなことを、ジョン・レノンの歌を聴きながら思った土曜日の午後でした。
ちなみに、これは絵とか写真とか造形の分野とか、「表現」に関すること全般に言えるのかな。
ちなみに、表現力とは、例えるなら「チョーキングひとつでどれだけの悲しみを表現できるか」。
基本、これだけで説明できるもの。
だなんて、偉そうに書いてしまった。
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