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まず先に「なにができるか」というストーリーを伝える説明書
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- 2010-10-26 (火)
- 頭ん中
たぶんたいていの人がそうなんだろうけど、ただひたすら説明書を読むってできない。確かカメラ買ったときに、とりあえず全部の機能を覚えてやろうって思って、説明書を開くんだけど、すぐやになってやめてしまった。
なんでできないかっていう理由がふと浮かんできたのだけど、長谷川さんのブログを読んでちょこっとしてからなので、おそらくこの記事の内容が影響を与えたのだろう。
なぜ説明書をただただひたすら読めないか。
必要じゃないから。
違う言葉で言うと、目的がないから。糸井さんがいつも言っている、「ただなんとなく欲しい知識って必要?」って話だ。(ごく当たり前の話を大袈裟に言っている気がしてきた・・)
機能より、ストーリーが先
いろんな機能がついてるけど、とりあえず撮れればいいって場合は、凝った機能は別にいいやってなる。それは仕方がないこと。
でも、それだけじゃせっかくの機能がもったいないので、なんとかしたいわけだけど、マニュアルがどうあるべきか、と考えたとき、「使えるようになる道筋」があればいいと思う。
道筋とは、まず「なにができるか」ということだけがわかるコンテンツ (ブログでは、ストーリーと書かれていたものかな) 。まず「なにができるか」ということを入ってきやすい形で伝えて、必要なときに詳しい使いかたを調べながら覚えてもらう。これならとっつきやすい。
どんなことができるか
思えば、ブログで iPhone の CM のことが挙げあられているけど、アップルの製品はちゃんとそうなってると思う。ぶ厚いマニュアルはなくて、たとえば誰かがやっているのを見て「これがしたい」と思ったとき、けっこう簡単にできるようになっている。
ハードにしても、ソフトにしても、Webサービスにしても、これだけ変化が早くて、ものすごい数がある時代。大切なのは、できなくてもいいから「なにができるかを知っておくこと」だと思う。
なんとなくは続かない
思えば、先日 Facebook に登録したものの、全然なにもしていない。おそらく、とりあえずタイムライン上で盛り上がっていて、「なんとなく登録しておいたほうがいいだろう」という気持ちで登録したからだろう。ぼくは Facebook で「なにができるか」ということはまったく知らない。やっぱり「なんとなくしておいたほうがいいこと」って意味がないし続かない。
まず体験を伝える
ここのとこ、ツイッターをやったことがない人に「ツイッターってなに?」とか「ツイッターのどこがいいの?」って聞かれて、返事に困ることが多い。「便利なとこ」っていう曖昧な言葉で片付けてしまうことが多いんだけど、そういうときは、自分なりの「便利だった体験」を伝えればいいと思った。それで、「それやってみたい!」ってなったら、その人も続けてくれる気がする。
- 考えの整理、自分を知る
- 情報収集 (RSSリーダーに取って代わった)
- 飲み会が開かれたり、ボードの集まりができそうになったり
- 備忘録
- お出かけや勉強会のレポート用
- 困ったことを聞く
- テレビ番組のリアルタイム共有
- 有名人、好きなアーティストの生のつぶやき
- コミュニケーションっていうとアレだけど、気楽に会話ができる
うん、けっこうあった。
で、いいマニュアルとは
説明書の話に戻ると、とりあえず冒頭のキャッチーなコンテンツで「なにができるか」ということだけ伝えて、興味をもった人が小難しい部分を紐解いていけばいいのではないかと思いました。これがまず先にストーリーを伝える説明書。
ところで、ぼくがカメラを買ったのって 3年くらい前なんだけど、今どきぶ厚いマニュアルなんて存在するんだろか・・。
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