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コーヒーのことから「成長」について考えてみる。
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- 2012-07-06 (金)
- 頭ん中
人間の成長っていうのは
「考え方が変わる」ところからはじまるのかも知れない。
コーヒーの話です。
ぼくはずーっとコーヒーを飲まない人間でした。
とりたてて理由があったわけではないのですが、
単に、にがい。おいしいと感じないから。
とにかく、体の反応に正直な少年時代を過ごしてきた(といっても20代の話ですが。。)ぼくにとって、口に含むとにがいものは摂取する対象ではありませんでした。
時は流れ、最近の話。1ヶ月ほど前、たまたま濃〜いコーヒーを飲みました。
オシャレなカフェの雰囲気がそうさせたのかも知れません。
すると、なんだか頭がさえていい感じなんです。
カフェインに反応しやすい体質なんでしょうね。
それから、眠くてぼーっとするときなんか、たびたびコーヒーを飲んでいます。
すると、自分自身少し変わってきて、コーヒーの香りとか、にがみとかがだんだん楽しめるようになってきたんです。(まあ、いってもブルックスですけど。。)
で、思ったこと。
ある意味、人間の成長っていうのは「考え方が変わる」ところからはじまるのかも知れないなあ、と。
「苦いモノは飲むものじゃない」から、
「苦いけれど別のいいところがあるのかもしれない」という変化。
別に味覚が変わったわけじゃないんです。
「考え方」が変わって、飲んでみようという気になった。
そしたら、新しい発見があった。
口にモノを入れることは「味」だけじゃなくて、「香りを味わう」ことでもあるんだなあ、
と新しい考え方を受け入れたとき、コーヒーを飲むのが楽しくなる。
それと似た話がもう一つ。
辛いもの。
言わずもがな、「辛いモノをわざわざ食べる意味がわからない」と平然な顔で言う少年時代。(20代ですが。。)
今は辛いもの、けっこう好んで食べます。
辛いものは辛いからイヤじゃなくて、
辛いものを食べる→体が熱くなる→汗が噴き出す→気持ちいい。
そこまで含めてOKだ、というマインドを持てたというのが理由だと思います。
あ、だから、そうか。
「食」というのは「味覚」だけで感じるものじゃないんだ。
なんだかどこかの料理人さんが、
テレビで散々言っているような結論に辿り着きましたが、
結局、「見て・聞いて知ってること」と、
「体験を通じて理解した」ことは違うということでしょう。
ということで、新しい考え方を受け入れて、この世界のまだ知らない味や香りや、温度、空気・・。五感を使って味わってみたいなと思います。
Photo is taken by smokershighlife
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