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コーヒーのことから「成長」について考えてみる。

人間の成長っていうのは
「考え方が変わる」ところからはじまるのかも知れない。


コーヒーの話です。
ぼくはずーっとコーヒーを飲まない人間でした。

とりたてて理由があったわけではないのですが、
単に、にがい。おいしいと感じないから。

とにかく、体の反応に正直な少年時代を過ごしてきた(といっても20代の話ですが。。)ぼくにとって、口に含むとにがいものは摂取する対象ではありませんでした。

時は流れ、最近の話。1ヶ月ほど前、たまたま濃〜いコーヒーを飲みました。
オシャレなカフェの雰囲気がそうさせたのかも知れません。

すると、なんだか頭がさえていい感じなんです。
カフェインに反応しやすい体質なんでしょうね。

それから、眠くてぼーっとするときなんか、たびたびコーヒーを飲んでいます。


すると、自分自身少し変わってきて、コーヒーの香りとか、にがみとかがだんだん楽しめるようになってきたんです。(まあ、いってもブルックスですけど。。)

で、思ったこと。

ある意味、人間の成長っていうのは「考え方が変わる」ところからはじまるのかも知れないなあ、と。


「苦いモノは飲むものじゃない」から、
「苦いけれど別のいいところがあるのかもしれない」という変化。


別に味覚が変わったわけじゃないんです。
「考え方」が変わって、飲んでみようという気になった。
そしたら、新しい発見があった。

口にモノを入れることは「味」だけじゃなくて、「香りを味わう」ことでもあるんだなあ、
と新しい考え方を受け入れたとき、コーヒーを飲むのが楽しくなる。


それと似た話がもう一つ。

辛いもの。

言わずもがな、「辛いモノをわざわざ食べる意味がわからない」と平然な顔で言う少年時代。(20代ですが。。)

今は辛いもの、けっこう好んで食べます。

辛いものは辛いからイヤじゃなくて、
辛いものを食べる→体が熱くなる→汗が噴き出す→気持ちいい。
そこまで含めてOKだ、というマインドを持てたというのが理由だと思います。

あ、だから、そうか。
「食」というのは「味覚」だけで感じるものじゃないんだ。

なんだかどこかの料理人さんが、
テレビで散々言っているような結論に辿り着きましたが、
結局、「見て・聞いて知ってること」と、
「体験を通じて理解した」ことは違うということでしょう。


ということで、新しい考え方を受け入れて、この世界のまだ知らない味や香りや、温度、空気・・。五感を使って味わってみたいなと思います。

Photo is taken by smokershighlife


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