瞬間と永遠.com 自分を探し自分を知るブログ@愛知県豊田市・名古屋市 > 頭ん中 > 日野原重明さんの「東大生ノート」の話から「Evernote」のことを考える
日野原重明さんの「東大生ノート」の話から「Evernote」のことを考える
- 2010-08-01 (日)
- 頭ん中
先週の朝日新聞の別刷り「be」の日野原重明さんのコラム「98歳・私の証 あるがまま行く」に、いま自分が考えていることとリンクする内容が載っていました。ちょっと頭の整理のため書いておこうと思います。
「ノートをとることの効果、それをどうやって頭の中で整理しておくか」という話から、「ネットがあたりまえにつながる現代での情報整理」について考えたことです。
きれいなノートをとることの良さ
本文から少し引用します。
『東大合格生のノートはかならず美しい』、続編の『東大合格性のノートはどうして美しいのか?』という本が話題になりました。(中略) この本もそうした受験のハウツー本であろうと最初は思っていたのですが、読んでみると大変おもしろい発見がありました。(中略) ノートをとる行為そのものが、脳内の情報の整理となり、頭の回転を速める。それが、短時間での試験に際して、立て板に水のごとく蓄えた知識を答案用紙に流れ出させた要因だ、と分析しているのです。
一連の「東大生のノート〜」は読んだことはありませんが、とても評判がいいようですね。
ノート はじめました
半年か一年くらい前、ある日突然思い立って、なにかしらにつけてノートをとりはじめました。紙のノートです。それ以前も使ってはいましたが、本当に必要なものだけ。このときからテレビの内容なんかもノートをとったりします、といっても気が向いたときだけですが・・・。
どんなきっかけだったかあまり覚えていませんが、体験したことや誰かと話したことを、ことごとく忘れていってしまうことの危機感からだったんじゃないかと思います。ちょうど同じころから Evernote もはじめているようです。あ、Evernote ということは、WCAN 2009 Autumn の名村さんの話がきっかけかも。
考えの整理、記憶の定着に
きっかけはともかくとして、ノートをとることによって、考えの整理や記憶の定着にいい効果が出ている、というのは実感しています。これと同時にツイッターで可視化された思考を出していることも一躍かっているかもしれませんが・・・。
記憶したことを効率的に検索
日野原さんはさらに、このようなことも書かれていました。
私は、知識はただため込むのではなく、それがいつでもよどみなく引き出せて活用できるかどうか、つまり必要な「タグ」が付いているか否かで、生きたものになるかどうかが決まるのだ、ということに気付きました。コンピューターにたとえれば、脳の中に効率のよい検索機能を構築できるかどうかが重要だということでしょう。
これを読んで、これってずばり「Evernote」のことが思い浮かびました。記憶、タグ付け、検索機能は Evernote の得意な機能です。たしか「オンライン上に第2の脳を」みたいなキャッチコピーがついていたような気がします。個人的にも一年くらい使って、その便利さと効果は実感しています。
検索の道順を覚えておく
しかし、いくら検索機能がすぐれているといっても、使うのは人。検索しやすい整理方法、検索の道順を記憶する方法というようなテクニックが重要になってきそうです。
また、ノートをネット上のいろいろな場所に分散させてしまうと、どこにしまっていたか忘れてしまうことがよくあります。今自分の場合だと、以下のような場所に分散しているので、見つからずにモヤモヤしてしまうことがたまにあります。
- Evernote
- Google Reader
- ツイッターのお気に入り
- ブラウザのブックマーク
- tumblr
- Mac内のテキスト
これらが一箇所にまとめられるのが理想ですね。どうしたものか・・・。
「つながっていること」が前提
あと忘れてはいけないのが、つながっていないと、空っぽになってしまうこと。iPhoneが圏外にあるときのたよりなさといったらないですから。検索して探せる知識と、自分の中に蓄えておく知識のすみ分けも重要ですね。
そもそもネットが人類共通の脳?
ノートと話はそれますが、そもそもネット自体が脳なんじゃないかと感じることがあります。自ら体験していない情報であっても、ネット上にある情報を探し出せる「検索力」、これは今後とても重要になってくるスキルになってくるのではないかと思っています。
なによりパッション (情熱)
そして、日野原さんはこのように締めていました。
ノートを上手に取れるのも、その若者の前向きのパッション(情熱)があればこそです。私はこの本を読んで、今の若者に欠けているパッションを築くヒントも探求したいと思ったのでした。
きれいな紙のノートも Evernote も、所詮は道具でしかなくて、対象を自分の中に吸収したいという情熱こそが大事ということですね。もっというと、記憶したい対象を覚えておく目的これも大事だと思います。
自分でも、「とりあえず Evernote に放り込んでおいたはいいものの、まったく使っていないノート」っていうのが結構あります。「いつか使うだろう」じゃなくて、「なんのためにそれを覚えておくのか」という目的が必要だということですね。といっても、これからも、要るもの要らないもの関係なく、どんどん Evernote に放り込んでいくんでしょうねー。
参考
- すべてを記憶する | Evernote Corporation
- Evernote のサイトです。
- Evernoteハンドブック
- PDF版のマニュアルブック。まだ読んでないなあ。
- シゴトハッカーズ:Evernoteの基本的な使い方【チュートリアル編】 - ITmedia Biz.ID
- わかりやすく説明してくれています。
- Evernoteを使わないと人生損する
- 強くオススメされてます。
--
※この記事を書いた人、ミズノケイスケに興味を持っていただけましたら、リンクツリーをどうぞ。
この記事に関連する記事
- 関連ぐあい 3 : 【あったらいいな】時間差で自分のツイートをつぶやくサービス、またはアプリ
- 関連ぐあい 3 : 「あったらいいな & できたらいいな IT Web編」の思いつきまとめ
- 関連ぐあい 2 : Strikinglyでバンドのホームページを作ってみた。
- 関連ぐあい 2 : zenback (ゼンバック) の関連記事・関連リンクの性能いい感じ
- 関連ぐあい 2 : 休みの日だらだら寝ちゃう人は「Twitter目覚まし」とかどうですか?
- 関連ぐあい 2 : 他の人に迷惑をかけない「クローズド非公式RT」とかいかが?
瞬間と永遠.com 自分を探し自分を知るブログ@愛知県豊田市・名古屋市 > 頭ん中 > 日野原重明さんの「東大生ノート」の話から「Evernote」のことを考える
- RSS 購読
- リンク
コメント