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般若心経は「アイデア」なのか?ということから、アイデアへの理解を深めてみる。

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若心経もアイデアだ、と思った瞬間があります。ひょんなことから般若心経に出会って、勉強したり暗唱を試みたりしています。

で、今回は般若心経ではなくて、メインは「アイデア」についてのこと。先日、「アイデアはスーパーでウルトラだ。」とアイデアへの熱いおもいのたけを綴りましたが、般若心経を通じてアイデアとはなにか?考えてみます。

アイデアと捉える般若心経

般若心経をおおざっぱにまとめると、「すべては空だと思うと、気が楽になる。頑張れる力が湧いてくる。」ということだと思うんですが(おおざっぱ過ぎでごめんなさい)、あ、これって、一種のアイデアだ。と。

人は、生きていく中でいろんな悩みを抱えています。仕事、お金、男女の問題、家の問題、トラウマ、身体の問題などなど。それらを、「すべて空だと思え」という考え方(アイデア)でもって、解決しようとしている。(そんなに変なことは言ってないですよね?)

再度、アイデアとは?

はたして「般若心経」はアイデアなのか、例をもとに考えてみます。

辞書より

辞書を引くとこのようにありました。

1 思いつき。新奇な工夫。着想。「―が浮かぶ」
2 イデア。観念。理念。
アイデア【idea】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

「般若心経」は「観念」です。というと、それっぽく聞こえます。

観念とは、何かあるものに関するひとまとまりの意識内容のこと。 Wikipediaより

任天堂の宮本さんの説より

任天堂の宮本さんによると、このようになります。

「アイデアは複数の問題を一度に解決するもの」です。 出典元

なるほど、確かに、「般若心経」は複数のありとあらゆる様々な問題を一気に解決しています。トランプの大富豪の「8流し」のように、それはもう見事にかっさらっていきます。

ジェームス・W・ヤングさんの説より

「既存要素の組み合わせでしかない」

名著「アイデアの作り方」に出てくる、ありとあらゆるクリエイティブな場面で引用されまくっている有名な言葉です。

この説で言うと、般若心経がアイデアであると、言いがたくなってしまう雰囲気がしてきました。

土屋耕一さんのコンセプトの話

土屋耕一さんの「コピーライターの発想」の中で「コンセプト」について言及している場面がありました。そこでコンセプトをこのように称していました。

「アイデアのようであって、アイデアではない。 」

まだ「コンセプト」という言葉が出始めた時代だったので、コンセプト≒アイデアとするのは、今の感覚からすると違和感があるように思います。

ただ、思ったのは、コンセプトって、方向性を持っている気がします。直線的になにかに向かっている。アイデアは、拡散しているイメージ。 どこへともなく広がる。

自分的抽象的まとめ

知恵なのか?それとも、智慧?

アイデアは、「観念」である。 アイデアは、複数の問題を一度に解決する。 アイデアは、「既存要素の組み合わせでしかない」と言われる。

アイデアは、結びつき?触れあったときに起きる化学反応? 電気がピリっと走るあの感じ。 なんというか、なにかのきっかけで「ぽっと」生まれるもの。 それがアイデア。

Photo is taken by thomas@flickr


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