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未来を妄想「ARアバター」をストーリーテリングする。
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- 2012-02-16 (木)
- 頭ん中
たまにとりとめもなく未来を妄想することがありますね。
今日もトイレ中でちょっと思い付いて、だだだっとメモ。
そのメモは巻末におまけとして掲載するとして、
今ちょうどユーザエクスペリエンスのためのストーリーテリング
という本を読んでいまして(まだ数ページですが・・)、
とにかくストーリーで表現することが重要だと。
練習もかねて、ちょっとストーリーで語ってみます。
少し未来のストーリー
アヤコは美術館に来ている。
友達は少なくないが、今日はひとりだ。
美術館はゆっくり見られるし、ひとりがいい。
前は、共通の話題で盛り上がれる友達がいたらいいなって、
そんなこと思ってたけど、今はへーき。
内容は満足。
好きな作品の前では、たっぷり時間をかけて、
近くで見たり、遠くから見たり、角度を変えてみたり。
その世界観にちょっとだけ吸い込まれる感覚を楽しんだ。
そのあと、併設のカフェで休憩。
たっぷり時間をかけたから、足が少しだけだるいし、
女子はいつも甘いものを欲しがっているのだ。
店内には美術展を見終えた男女が、作品の感想を肴に
甘いケーキをほおばっている。
カプチーノとイチゴのタルトを席に運ぶ。
端末をバッグから取り出す。
「みんなどんな感想だったかな」
端末についているカメラを店内に向け、
画面をのぞき込む。
ミドリのダウンベストをオシャレに着こなしている男の子、
「ふんふんなるほど、そんな解釈なのね」
端末でのぞき込んだ世界には、現実世界では見えない
バーチャルなビジュアルが映し出される。
ここにいるみんなの作品への感想のつぶやきが、
それぞれの肩の近くに浮いてる。
顔が見えるひとも、向こうを向いている人もいるが、
どんなひとがどんな感想をもってるかわかって楽しい。
さきほどのオシャレ男子のアバター、ある古いバンドのジャケットだ。
意外と古くさいロックも聴くのね。
興味を覚えて、プロフィールをいろいろ見てみる。
「あら、話し合うかも」
美術の趣味も音楽の趣味も合うし、
今食べてるメニューが偶然にも同じみたいだ。
ネットを介して話しかけてみる。
一昔前だったら初対面の男の子に話しかけるなんて、
下手なナンパみたいだけど、今はこんなのは当たり前。
果たして返事は、
「ぼくもひとりなんで、少しくらいならいいっすよ」
向かいの席に移動して、今日の美術展や音楽のこと仕事のこと、
小一時間くらい話す。
「あー楽しかった。それじゃまたね」
と言って、そのオシャレ男子とはカフェで別れる。
ちょっと話したいなって時に、ちょっと話せる。
今までのコミュニケーションじゃこんなこと
あり得なかっただろうな。
だからひとりで出かけるのもへーき。
あ、その男の子とはいまもいい友達ですよー。
メモ
たとえばTwitterというものがある。
今はネット上の世界でのみビジュアル化されている。
近い未来、これが表層にあらわれるんじゃないか?
ARというやつがある。
例えば、iPhoneのカメラを通して誰かを見る。
すると、そのひとのアバター、ステータス、つぶやき等々が映し出される。
リアルとネット(ソーシャル)が結びつく。
そこで、相互にやりとりが可能だ。
たとえばどこか旅行先にひとりででかける。
その体験をつぶやく。
それをARでのぞき込む人が、ネットを介して接触する。
つながる。
それはどういったことか。
垣根をなくす。ボーダーをなくす。
人間にとって一番自然で自由なつながりを目指す。
それがインターネットの存在意義。だったかな?
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