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母子手帳を見る。→自分を知る手がかり。→ネット時代の子どもへのメッセージ。

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分を知ることに今、すごく興味があります。というのは、このブログの読者(そんなひといるのかっ)の方であれば、よくご存じのことでしょう。

どこかで何かを読んだのか、自分の経験上感じたことなのか、自分をより、知るには自分の過去を訪ねろ、という格言があるように(?)、実家でくつろいでいるとき、ふと母親に「オレって小さい頃どんな子どもだった?」と聞いてみました。

スラスラとではないけど、ぽつぽつ母親が語ってくれたこと。

  • おとなしかった。
  • 夏になると虫捕りにいって、しょっちゅう。
  • 折り紙をずーっと折ったり。
  • 横着ではなかった。
  • 全然手がかからなかった、兄と比べても。
  • 困らされることはほとんどなかった。

なるほどなるほど、そうなのか、そうだったのか。いや、自分でわかってたこともあるけど。

ここでちょっと考察を

おとなしかった→うん、今でも、活発な方ではない、と思う。反面、もっともっと元気はつらつにいたいと願う自分もいる。

虫捕り→よく覚えてる。セミとかクワガタ。収集癖、今でもあると思う。でも、もっと大事なことがあるんだって、最近気づいてきた。

折り紙→黙々となにかを作ること。好きだ。緻密に組み立てること、好き。それに加え、もっと身体的なことも好き。演奏とか。

横着ではなかった→うーん、まあ、自分でもまじめな方だと思う。

手がかからない、困らされない→これは、うーむ。人の力を頼るのが苦手、という今の自分を作り出した要因ではないか?ぼくは人に頼るのが苦手で、全部自分でやってしまいたくなるんです。

母子手帳

いきなり質問されても、そうスラスラとでてくるものではないですよね、わかります。フラッとどこかへいったかと思ったら、ぼくの母子手帳を持ってきてくれました。

最初のページから、めくっていく。なんでか、ちょっとドキドキしました。自分の知らない重大な秘密が書かれていないか?とか想像して。幸い、なにもでてきませんでしたが。ホッ。



「将来は電車の運転手になりたいと思っている。」

ほんの〜り記憶にあります。クラスで将来の夢を考えよう!みたいなことで、みんなは消防士とか警察官が人気だったんだけど、自分はあえて人と違うのを選んだような。もしかしたら、後付けの記憶かもしれませんが。。

あまのじゃく気質というか、大人になって(子どもの時もかもしれないが)人と同じことをしたくないという気持ちは常に感じていて、なにかしらの選択に影響を与えているはずです。(今では、その考え方に変化が起きていることも感じているのだけれど)

とにかく、また一つ自分を知るきっかけになったことは確かです。(さらに霧の中に迷い込んだ可能性もありますが)


あと数ヶ月で、自分にも子どもができます。

この母子手帳をめくっていったときの感覚、これは、この先、親として生きていく上でのちょっとした指標になりそうな気がします。

子どもの、どんな記録を、どんな形で残してあげたらいいのだろう。親の何気ない一言、ぽろっとこぼした本音が子どもにとっては大切なメッセージだったりする。

考察2 子どもの記録とインターネット

今回は母子手帳1冊で、なかなかのインパクトだったわけです。

クラウド、ソーシャルメディア・・・、手軽に、そして、ほぼ永久に情報を記憶できる時代。0才、いや生まれる前からの親と子の記録が鮮明に残るという事実。それをどう感じるのか?まだ、どの子どももその体験をしていないのですね。まだ誰もわからない。

文章を読んで、ちゃんと理解するようになるのは何才くらいだろう?まあ例えば、小学校6年生の子が、親のTwitterを永遠さかのぼって読んでいく。とか。

むっふっふ、なんて不思議な感覚。そして、新しい問いと気づき。事故的に、思わぬ収穫があった。

Photo is taken by dview.us


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