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WCAN Summer 2011。As Is と To Be。

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WCAN Summer 2011 のことを書いておこう。 もうしばらく経ってしまったから簡単に。。

さきほどスライド一通りと、自分でとったメモを見返してみた。 なんともいいお話が詰まっていたのだなあ。反面、自分の中にこんなにも残っていないものか。

3月開催予定の「おひな祭りWCAN」の名残で、スピーカーが全員女性という珍しい回であった。 3月の募集がはじまると、さっそくどんな講師の方だろうと、Twitter やブログをチェックしてみる。 @yanorinさん、@chiakiさん。その人となりを知ると、期待が高まる。 しかし、3月の WCAN は延期、夏までお預けとなった。

そして、夏。

Session1 矢野りんさん

ぼくの矢野さんのイメージはこの言葉につきる。


ある日Twitterで流れてきたことば


「ひとり」ではだめなんだ。でも、もう一人だけでもいれば世界は変えられる! いや、「変えられるらしい」だそうだ。 言い切りはしないが、みんなに呼びかけてくれてるようなこの一行に、その時こころを持って行かれた。 大事にしたいことばになった。

WCAN の話となにも関係ない内容になってしまった。。

矢野さんは、参加者に「1分」の考える時間をあたえる形で、コミュニケーションをとりながらセッションを進める形が印象的だった。内容についてはヒマダヨBLOGのレポートを見るといいかもしれない。彼のまとめはとてもわかりやすい。

ここだけは押さえたい!

  • 「 かっこいいデザインってどうやってするの?」それだけでは存在できない質問
  • デザインするとは、誰かの問題を解決すること
  • コンテキストが違うのに、コンテンツが同じでいいの?
  • 要件を全て網羅するのは無理なんです。一番大事なものから見よう
  • UIは多数決。ある世界 (コンテキスト) での多数決
  • もしWebデザイナーがユーザーの利便を考えることができたら

Session2 林千晶さん

林千晶さんのお話は、大切だと感じたところだけでもすごい量になってしまいそう。一番印象的なところは「As Is」「To Be」の話だろう。

参加者200人全員での「自分のプロジェクトのゴールを考えよう。」というプチワークショップがあった。その中で、まず「As Is」現状を知ろう、すると「Do Be」目標が見えてくる、とお話されていた。

ちょうど WCAN の前の日、6月17日からほぼ日で始まった連載「西條剛央さんの、すんごいアイディア。」この話にものすごく胸を熱くしていた。

タイムリーにリンクする話だった。少し長いが引用しよう。(対談形式だが、糸井さんが話した部分は省いてある)

これは、有事に最も適した考えかただと思っているんですが、もともと「構造構成主義」という学問をやっていたんですね。

つまり、ボランティアとはこう組織するものだ、ものを送るときのノウハウは‥‥という「経験」が、今回の震災では、すべてとは言わないまでも、かなり通用しなかったでしょう。

ぼくのやっている「構造構成主義」とは、「無形の形」みたいな、何にでも通用する「原理」なんです。

価値の原理でもあるし、方法の原理でもあって‥‥つまり「方法とは何か」という問いなんです。

で、すべての「方法」に当てはまる「共通の原理」とは、何か。

そういうふうに考える学問をやっていまして、その「原理」をすでに、学問的に作って持ってたんですよ。

「方法」というのは、必ず「ある特定の状況」で使われますよね。「ある特定の状況」のもとで「ある目的を達成する手段」のことを「方法」と呼びますが、これって「例外」がないんです、定義上。ようするに、考えればいいポイントはふたつしかない。

それは「状況」と「目的」です。今はどういう状況で、何を目的にしてるのか。

今回の場合は「被災者支援」ですけれども、このふたつを見定めることで「方法」の有効性が決まってくるんです。

そうそう、そうなんですよ。「方法」は、柔軟に形を変えていいんです。

「目的」を明確にすることの大切さ。最近こんな話ばかり気になってしまうのは、自分にそれがないからなのだろうか。林さんの言葉を借りるならば、「現状」が見えていないから、「目的」が決められないということになるだろうか。

一歩前進と思っていいのか、まずは自分を知るところから。

ちなみに、この糸井さんと西條剛央さんの対談はいい話なのでおすすめしたい。とんでもないアイデアっていうものがある。


後日いただいたスライドにはなぜか描かれていなかったスマイル


まとめ

ほとんどセミナーと関係のない内容になってしまった。

少し思い返してみると、3年くらい前だろうか WCAN に行き始めた頃は、何か知識や技術とかを持ち帰って、それらを仕事に活かす。そんなセミナーだったと思う。

しかし、ここのところの WCAN は、なにかちょっとしたショーのようで、高揚感のある生の感動がある気がするなあ。

といいつつも、はじめて Mac を持ち込んでメモを取りつつ、ツイッターしつつであったので、すこし気が散ってしまい、若干ストーリーに入り込めないような感覚もあったなあ。。

関連リンク

主催アップルップル代表、かずみちさんのブログには参加者さんのセミナーレポートなんかも充実しています。

WCAN 2011 Summer が無事に終わりました。 | kazumich.log


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