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WCAN Autumn 2012 最速レポ(のはず)
- 2012-09-15 (土)
- ログ
ここ数年恒例、秋のWCANは選択制ですね。
わたくしが選択したセッションは以下の通り。
- セッションA-1:良い企画、悪い企画
- セッションB-2:アホでもWeb制作で食えた!あほ事業部創設までの軌跡
- セッションC-3:"伝わる"ポートフォリオの作り方 国内外の事例とそのセオリー
- セッションC-4:タービンのワークフロー(全部入り)
それぞれ感じたこと、勉強になったこと、もろもろ書いてみます。
セッション0
セッション開始前に、学生さんによるミニセッションがありました。偶然にも、昨年会社の年賀状サイトでお世話になった子だったんですね。しかも成績(売り上げ)優秀!
セッション中にも紹介しましたが、彼女の作品はここから見られます。
その他にも、在学中に作ったという素敵な作品をいろいろ見せていただき、制作活動への意気込みと一緒に紹介していただきました。
WCANでは、自分よりずっと年下の学生さん達のがんばりが見られます。身が引き締まりますね。
セッションA-1:良い企画、悪い企画
マザー株式会社 加藤 慎一朗 さんのセッション。「良い企画(=コンペに勝てる)書を書くためにはどうするか」というお話です。
よい企画を立てるために一番大事なことは、「クライアントの課題を把握するためのヒアリング」ということばが響きました。
現場で仕事をしている身として、なるほどと感じる話です。ヒアリング内容(=クライアントの声)は「素材」だな、と感じることが多いです。素材がない状態でうんうん唸ってもいいアイデアは浮かんでこないし、この状態で無理矢理企画を立てても現実味のない一方的な提案になってしまいがちです。
ヒアリングの具体的な手法を3つのポイントとして、体型立てて説明していただいたのがわかりやすかったです。
3つのポイントとは
- 仮説(ヒアリング前に調査し、自分なりの仮説をもってのぞむ)
- 期待値(クライアントの要望を様々なレイヤーごとにつかむ)
- 本質(ヒアリング内容を元に整理して本質をつかむ)
まず、事前に調べて準備していくこと、そうすると質問の内容が変わる。そうやって話を聞き出すと本質に近い材料が得られる。ということでした。
8割のあたりまえと、2割の気づき
この言葉もおもしろかったです。実際ヒアリングをしてコンセプトを立てると、自分自身「あたりまえじゃん」って思うことってあります。でも、そもそもそれで正しいんですね。2割の気づきが得られるかがポイントですね。
ある程度、事前に時間を作って、準備しておくことが重要だと思いました。(ちゃんと構造化して見える化しておく)
「勝負はヒアリングで8割が決まる。」名言です。
セッションB-2:アホでもWeb制作で食えた!あほ事業部創設までの軌跡
株式会社デック 大屋 慶太 さんのセッション。
めっちゃおもしろかったですw
なんというか、勇気がもらえるというか・・。仕事っていうとちょっと堅いというか、ネクタイをキュッと、と思ってしまうタイプの人間なんですが、こんなことやってOKなんだ!って。夢が広がるお話です。(謎)
なんというアホブランディング、大屋さんやり手だなって思いました。なにより、人生すごく楽しんでそうなところが羨ましいというか。羨ましくないというか。。
- 2極を持っていいんだけど、ごっちゃにしない!
- 矛盾していいんだよ。どっちもあってもいいんだよ。
つっと琴線に触れるセリフもあり、人生のお話でもありました。。
セッションC-3:"伝わる"ポートフォリオの作り方 国内外の事例とそのセオリー
エイクエント 伊藤 守人 さんのセッション。
最初に質問がありました。「そもそもポートフォリオってなんでしょう?」
ちょっと考えてみました。
- 作品集?
- その人がその会社に入ってどんなことができるか?
- その人がどんなひとか?
- 採用の判断材料?
- 自分をアピールするもの?
ポートフォリオとは、「パーソナルブランディングツールです」とのことでした。
自分をブランディングするためのものということですね。
セッションでは、具体的な手法を体型立ててお話いただいて、すごくわかりやすかったです。
こういった話で辿り着くのは、「まず自分を知る」こと。
知らなければ他人に伝える表現なんてできません。ポートフォリオを作ることを通じて、自分を知る。それを他人に表現するために見える形にする、というお話だと思いました。
ポートフォリオを作る機会も必要も、いまのところありませんが、「なにかを伝える」こととしては共通しているなあ、と感じました。
セッションC-4:タービンのワークフロー(全部入り)
株式会社タービン・インタラクティブ 宅間 健二 さんのセッション。
Webサイト制作のワークフローを惜しげもなく紹介してくださりました。
おおまかな流れとしては、自分が仕事上でやっている内容とそれほど変わらないのですが、細かいところの詰め処が格段に違いました。
このセッションでの大きな収穫として、ワークフロー各工程ごとの「名前」がついているのを知れたことです。
実際にやっている作業だとしても、なんとなく空気のように意識せずにやっていることってあります。
それに名前がつくことによっていくつかのいいことがあると思います。
- それをやるんだ、という意識付けができる
- 説得力が生まれる
- なにより、名前がつくと商品になる!
「名前」が付くってのは特別なことで、そこから時間軸が発生するという話を、西條剛央さんがしていたと思います。と、話がそれましたが、そんな大きな収穫でした。
全セッションに共通しますが、体型立てて教えてもらえるというのは、なんとなくで実践していたことが「締まって」自分の中に定着するいい機会です。
次のLTに・・?
ちょっと時計の針を元に戻しまして、会場に着いた時の話。
ちょうど居合わせたWCAN代表のかずみちさんに「来年は発表どうですか?」と冗談めかして。「はあー、いえいえそんな」と言っていたら「まずは練習のために冬のLT(ライトニングトーク)ですかね?」と。
自分なんぞの話で5分間、みなさんのお時間をとらせてしまっては・・と考える人間なんですが、その場では「あ、はい、がんばります」っと。
そんなこんなで、セッションを聞いている時もちょっと考えを巡らせていました。
どんな内容がいいだろう?まずはテーマを決めないと。やるからにはどこか記憶に残るのがいいな。
ざっとメモったテーマ
- 豊田の片隅でなにかとあがきながら仕事をする人の話
- 摩擦を生まないスムーズなディレクションとは?
- お客さんと一緒にわくわくするクリエイティブの話。
- 実験!新しいことをやってみました。未検証。
- ヒアリング→見える化→構造化(tree)聞く力が肝
- 吸収する、発信する、成長する。(姿勢、精神論。)
この中で聞きたい話ありますか?
近況を知る
もうWCANに通い出して、5年くらいは経つのでしょうか。お知り合いも増えました。なんというかこの業界、誰が独立しただ、こんど東京行くことになっただ、あっちの会社からこっちの会社に移っただ、今日もいろんなお話を聞きました。みなさんがんばってますね。
マックにて
諸事情ありまして、WCAN後からしばらく時間をつぶす必要がありました。そこで、最速レポなんてのをやってみましたが、マックで書き物、初体験ですが案外いけますねw
2012年9月15日 マクドナルド金山店にて
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