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HCD DiG#1 ユーザー評価 を開催しました
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- 2012-01-30 (月)
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1月28日(土)、記念すべきHCD DiGの第1回勉強会がしめやかに行われました。お題はユーザー評価です。 内容やスケジュールは、浅野先生のセミナーを参考にさせていただきました。
参加者は10名、いずれも以前行われたHCDセミナーでユーザー評価を経験している方ばかりなので、おおむね戸惑うことなく進んだように思います。
タイムスケジュール
- 13:00 集合
- 13:05 あいさつ、WSの概要説明
- 13:15 タスクの設定
- 14:00 ユーザビリティテスト(エキスパート1名・ノービス2名)
- 15:00 書き起こし(4名)・NE比のグラフ作成(2名)
- 16:00 改善点の洗い出し・発表資料の作成
- 17:00 発表・ディスカッション
- 17:30 内省タイム・次回のアナウンス
- 18:00 解散
- 希望者で懇親会
このようにスケジュールは決まっていましたが、進行役であるぼくも同じようにワークショップに参加したことで、どんどん押していく結果になりました(汗)。
HCDの知識はみなさんとそう変わらないですし、自分も学びたいということでふつうに参加したのですが、進行役と兼ねるのはむずかしいです。進行役を立てるなど、今後に活かしたいです。
ただ、逆にそのほうがゆっくり考えながらできてよかったという声もありましたが・・。
結果、改善提案の資料作り?発表のあたりはバタバタ。ディスカッションや内省の時間はとれず、セミナーの内容をなんとか一通りなぞった程度に終わりました。
ディスカッションはあまりできず
この会のコンセプトは以下の通り。
Webに関わるすべての人が、“使えるHCD”を身につけるための名古屋のコミュニティ
このように、ユーザー評価をWeb制作や運用にどう使うか、という部分をもっとディスカッションしたかったので、個人的にはちょっとザンネンだったりします。
現場でのユーザー評価はいかに?
実際の現場でのユーザー評価ということを考えると、この流れ通りの本格的な評価はコスト面で難しいと感じます。といっても、ぼくが担当している規模(中小企業や町のお店)での話ですが。
ぼくにちょうど良さそうなユーザー評価は「誰か連れてきてサイトを触ってもらって、隣に座って見る」。
これくらいのことでもかなりいろいろな気づきがあると思いました。さらに、その時にリアリティあるシナリオが設定できていればなおよし。
リアリティある状況でテストしたい
ぼくらのチームの課題サイトは名古屋市交通局。紆余曲折あり、タスクは「ある目的地どうしをつなぐ経路の時間・料金をしらべる」といったものでした。この状況、駅やバス停はすでに調べてあるという設定です。
となると、そのユーザーは駅やバス停が書かれたメモを持っているはずです。ということで、できるだけリアリティを持たせるという意味で、横にメモ用紙をおいておくのがいいかと思いました。
あと、Macユーザーはトラックパッドがデフォルトの人がいると思いますが、マウスは用意しておくべきでしょうね。
ユーザビリティとコストはトレードオフ
今回、図らずも「乗り換え検索のユーザー評価」になってしまったわけですが、それをやっていて感じたこと。
使いにくくて改善したほうがいいところはいくつもあります。が、それを修正するにはそれなりの費用がかかります。(ってあたりまえ)
そこで考えるべきなのは、その改善により、
- どれだけの利益を生むか
- どんな対象ユーザーが救われるのか
- どのくらいの数のユーザーに便益があるか
が問題になります。
ということは、
- Webサイトと事業(経営)の関係
- 想定ユーザー(ペルソナ)
- アクセス解析でサイトの利用状況
を把握しておかなければならないということですね。なかなか大変なものです。
純粋に「ユーザー評価をやってくれ」という仕事でも入ってくれば別ですが、そういった仕事を得るにはユーザビリティ評価士とでも名乗ればよいのでしょうか。。
ツイートまとめ
HCD DiG#1 ユーザー評価 みんなのまとめ - Togetter
おまけ
はじまる前にはカフェ ドゥフィでランチ。
終了後は、会場近くの串やさん(あ、名前わからん)でしめやかに打ち上げをしました。
次回以降
もちろん次回の開催も決まってます。
次回も浅野先生のセミナーを倣いまして(勝手にスミマセン)、ペルソナ/シナリオ法(半構造化インタビューと評価グリッド法)です。
ある程度HCDを知っている方向けとなりますが、ぜひご参加ください。
HCD DiGについて
コンセプトは「Webに関わるすべての人が、“使えるHCD”を身につけるための名古屋のコミュニティ 」。HCDの知識を深めたい有志で運営している勉強会です。Facebookグループで情報発信しています。
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