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HCD-Netセミナーin名古屋#3 ストーリーテリングのレポート
- 2012-07-03 (火)
- ログ
HCD-Net主催のセミナーに参加してきました。お題は「ストーリーテリング」です。今回は特にワークショップの部分を取り上げて、振り返ってみようと思います。
セミナーの詳細はHCD-Netのサイトをご覧ください。
イベントレポート HCD-Net | HCD-Netセミナーin名古屋2012 (第3回)
ストーリーテリングWS
講師は酒井洋平さんでした。
大まかな概要をHCD-Netのレポートより引用させていただきます。
「ストーリーテリング」のワークショップを行いました。5人で1グループを構成し、身近なテーマ(「飲み会の設定」「旅行の計画」)を題材にして、アクティブ・リスニングを行い、ストーリーの断片を集めることからスタートしました。参加者は「インタビュアー」「ストーリーテラー」「ノートテイカー」の役割を順にこなして、ストーリーの断片をアネクドートという形で抽出していきました。これらのアネクドートをカテゴリ分けしてストーリー要素とし、英雄構造形式のストーリーに紡いでいき、このストーリーの問題点を解決するアイデアを加えて、UXストーリーを完成させました。できあがったUXストーリーは、ターゲットオーディエンスを経営者またはユーザーに設定して、エレベーターピッチを想定してグループごとにプレゼンを行ってワークショップを締めくくりました。
ぼくたちの班は、「飲み会の設定」についてのストーリーを選びました。
おおざっぱに要約してみます
ぼくたちの場合は、つまりこういうことだと思います。
あるコンパのセッティングを頼まれた女性がいます。メリットも多いし嫌いじゃないけど大変だと感じています。それを解決してくれるサービスを考え、それを魅力的に伝えるストーリーを作る。(ちょっとおざっぱすぎでしょうか。。)
そもそもストーリーテリングとはなんだけっけ?
- 定義
- ストーリーの形式を使って情報を共有すること
「情報を共有する」ための手法ということですね。
- 良いところ
- ストーリーテリングは、イメージが沸いて、共感しやすい。
なるほど、メリットがあります。人になにかを伝えるのは、思った以上に難しいものですしね。
ということは、例えばこの女性が「コンパのセッティングを助けてくれるサービス」の物語を読んで、状況がイメージできて「それ使いたい!」となればいいと言うことですね。
次に、ぼくがWSの中で考えたストーリーを書いてみます。
コンパのセッティングを助けてくれるサービスの話
Iさんは、友達から頼られる「姉さん」的存在。コンパのセッティングは大変だけど、友達もできるし、みんなが喜んでくれるのがうれしい。
コンパのセッティングはまず、人を選ぶところから。どの女の子とどの男の子が合うのだろうか、悩みどころ。
次にするのが重要項目のお店選び。これでコンパの正否が決まる。いつもはネットで調べるのだけど、実際のお店と違うことが多くて、失敗したことが何度かある。口コミを参考にするのだけど、大量の口コミを読むのは頭が痛い。
そんな時に見つけたサービス「LOVEマッチング」。一言でいうとコンパのコンサルティングサービス。
ネットで情報を打ち込むと、最適なお店をいくつか提案してもらえる。機械で自動化されているのではなく、実際に人が動いて選んでくれているのだろう。その提案はメンバーにとってぴったりなお店ばかり。
以前使った時は、アウトドア好きなメンバーに登山用品をフィーチャーしたお店。話が盛り上がった。
今回のコンパも難易度の高いセッティングだけど、ぴったりのお店が選べた。これならカップル成立!しちゃいそう!?
頼られると断れない性格、でも友達が喜んでくれるのはすごくうれしい。「LOVEマッチング」があってよかった☆
疑問
他の班の発表を聞いたときも思ったことですが、どの程度具体的にすればいいのでしょうか。
ぼくのストーリーでは、コンサルにお願いするところまでで、その後具体的な部分にはあまり触れられていません。
ストーリーの焦点をどこに絞ったらいいのか。うーん。。
個性がでるのかも
自分たちの班の他の方のストーリーを聞いたときおもしろいなーって思いました。物語って、切り取り方は人それぞれだし、その人の個性が出ている感じでしたので。
大事だと思ったところメモ
最後にテストに出そうなところをメモします。
エレベーターピッチ
例えば、エレベーターで偶然乗り合わせた上司に1分間で説明をして、要点が伝わるでしょうか?
- アテンション&インパクト
- 誰が何を困っているのか
- ソリューション
- どのような解決策なのか
- メリット
- 何が優れているのか
- →コンクルージョン&コネクション
- 結論と詳細説明の機会獲得
ぼくが書いたストーリーは、これらがわかりやすく盛り込まれているでしょうか。
ターゲットオーディエンス
ストーリーを語る対象を決めてからストーリーを書く、とのことです。
- 経営者
- それはわたしのビジョンにあうのか?
- ユーザー
- それは私にとって必要なの?
アクティブ・リスニング
人の話を否定せず、受容的、積極的に話に耳を傾けて聞く態度技法とのことです。ぜひ身につけたいです。
- 関心を向ける・受け入れる
- 確かめたいフレーズを復唱する。
- 相手の意図について振り返る(つまり・・こういうことですか?)
- 気持ちや経験を要約する
- 思いや共感をフィードバックする(わたしもそう思います〜)
- 否定をしない(支持する)
- 見聞きしたことが妥当かどうか確かめる
- 黙っている。考える時間をあたえる(これ意外と重要!)
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