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WCAN 2010 Autumn いろいろありすぎて胸がいっぱい。

WCAN 2010 Autumnに参加してきました。本編から懇親会まで、とにかく濃厚で長い一日でした。家に着いたのが夜中の12時半頃、帰ってとりあえずつぶやいたのがこれ。

無事帰りました。いろいろありすぎて胸がいっぱい。 #wcan48

この言葉の通り、ほんとーにいろんなことがありました。

いろいろもいろいろ

今回のセミナー本編は、会場のこともありイレギュラーでした。申し込み段階で、4回のセッションをそれぞれ 3つの中から選ぶというもの。選んだ 4つのセッションは、どれも違った色があり、それぞれのよさがありました。

大学の (たいして行ってないけど) 授業みたいな今回の感じは、わいわいしてて楽しかったです。ツイッターでほかの部屋のセッションが気になってしょうがなかったですが・・・。

懇親会は、2次会、3次会含めて怒濤の6時間!?なんと、本編より長いじゃないですか!へろへろになりましたが、有意義な時間を過ごせました。やっぱり出会いは財産ですね。

あ、そういえば、0次会もやりました。前日思いつきでTwitter上で呼びかけて、@who_jii さんと、@suzuki_curry さんと HCDセミナーの時に行ったおそば屋さんに行きました。ここのお蕎麦、やっぱうまかった!

本編

ぼくが選んだセッションはこんな感じです。

以下、感想などを書きます・・。

1-C:WEB動画活用のポイントと事例紹介 (フラッグ 久保さん)

やっぱりここのところ、ウェブで動画に触れる機会は多いと感じます。しかも Ustream が出てきて、ライブ配信もあたりまえになっているので、ウェブを作るだけじゃなく、そのあたりのノウハウはもっていたほうがいいのだと思いました。しかもお話の中であったのですが、長時間の Ustream 中継は、予算的な制約から少人数での配信にならざるを得ない部分があるそうです。そのことから、万全の体制の望めなかったり、動画のプロではない人間がライブ配信する機会も増えてくると思います。手作り感、アマチュア感のある中でも、伝えられる動画を撮れるようになることが大事だと思いました。

また、さらっとお話されましたが「テレビ強制的に見せることができる」という部分には考えさせられました。テレビと違って、ウェブは自分から探しに行くもの、っていうのは常に頭に置いておくべきだと思いました。

テレビは受動、ウェブは能動。 #wcan48c

2-A:クライアントと円満に案件を進めていける方法?! (マール 増田さん)

このセッションは・・・、乱暴に言ってしまうと、スケールが大きすぎて実感がわかない、というのが率直な感想です。考え方のベースが、マールさん基準のプロフェッショナル度にあるということも大きいですが・・・。もちろん、ためになることも多々ありましたが、基本かなり遠いステージの話に思えてしまいました。この先ウェブの仕事を続けていたら、これが理解できるようになるのか、ならないのか。それはわかりませんが、こういった世界があるということを知れただけでも、よかったと思います。


飄々とした、という表現がふさわしい増田さん。


企画書は120%の力で作って、でも全部みせない。最初は安心感、と期待を少し残してあげる。 #wcan48a

最初は、「安心感と期待」というのはなるほどと思いました。

3-A:メディアと時を超えるデザインの本質 (テラ 杉山さん)

ご本人も、WCAN では異色の、とおっしゃっていましたが、確かに、今までの WCAN になかったお話でした。なんと言っていいのか、それはもう勉強になりましたが、そうゆうことをちょっと超えて、感動した、魂がふるえた、といった印象のほうが強いです。

終わってからこんなことをつぶやきました。

テラ杉山さんの話。一遍の詩の朗読を聞いているような気分でした。でもそこにすごい高揚感を感じて、ああ、こうゆうのを感動って言うんだと思います。 #wcan48


美しいスライド。


職人としての心構え。

日本人だからできることの大切さ。

わびさび、静と動、モノクロ。

どうせなら No.1 に!

みんなでいっしょにやる。だから楽しいし、続く。

誰かのために。

こころにグッとくるお話でした。

WCAN のウェブサイトのセッション情報にはこのように書かれています。

今回はいつも支えてくれるスタッフに「自分の話なんてみんな興味あるかな?」と尋ねたら「いつも私たちに話していることは、きっとみんなも聞きたがる」と言われその気になりました。

まさにその通り!何十年もその道でやってきて、何十年もそのことを考えてきた人の言葉は重みを感じます。

お話を聞いていたら、ちょっと宮崎駿さんのことが頭をよぎりました。でも昔ながらのものを大切にしているけど、新しいものも受け入れているとことが違うな、と。あと祖父江慎さんもちょっと。

作ること = 手、手、手。手が基本

(見られていない方、もし録画配信があればぜひ見られることをおすすめします。特にデザイナーさん。)

4-B:Web制作会社としてのブランディング (モンキーワークス 古庄さん)

古庄さんのセッションは、数年前にも一度聞いていることもあり、すーっと入ってくるわかりやすいお話でした。さらに、今回の 4つの中で、一番業務に使える内容ではないかと思いました。


パラグライダーが趣味?の古庄さん。


ブランディング = 他の人の期待に対して「なにを約束できるか」

もう目からウロコです。

逆に言うと、コツコツを約束を守っていくことでしか、人との信頼関係は結べない、ということでしょうか。また、対お店や対会社では理解しやすいこのお話を、セルフブランディングという観点から見たとき、「自分は、他の人に対してなにを約束できるのだろうか?」。自分の人生を考えるというところまで飛躍しそうです。

また、これだけのノウハウをライバル会社もたくさんいる中で、いとも簡単に見せてしまう (ほんの一部だとは思いますが) モンキーワークスさん。「いい考え方だからみんなやろうよ」という気持ちとともに、「やれるもんならやってみろ」という気持ちもあるんじゃないかと、勝手に推測してしまいました。

話を聞いていると「できそう」なんて思ってしまいますが、これを実際にまじめにやろうと思ったら、どれだけクライアントさんの中に入らなければならないか。どれだけの困難があるか想像がつきません。そんじょそこらではできないとは思いますが、少しでも実践できたらと思います。

まとめ

冒頭でも書きましたが、今回4つのセッションを聞いてみて、一番感じたのは、どれも違った色があって、でも、どれもウェブを作っていく人間にとって大事で必要なことだということです。ウェブって、こんなにたくさんの要素が絡みあってできているものなのか、と。だから大変だし、楽しいし、そして、なにひとつ無駄はないのだな、と思いました。職種だとか立場だとか、細かいことは関係ない。いろんなことにワクワクできて、吸収できる人間になりたいと思いました。

懇親会

後から考えてみたら、本セッションより長い 6時間におよぶ懇親会。それはもういろいろなことがありましたが、ここまでさらっと書くつもりでいたのが、長くなってしまいました。ということで、さっぱり目で。

お話していただいたみなさん、ありがとうございます。
お話しできなかったみなさん、次回お話しさせてください。

そして、もうひとつ。

夢みる女子のみなさん、夢を壊してしまいごめんなさい。

すみません。わかる人にしかわからないですね・・・。

最後になりましたが、運営のアップルップルさん、慣れない別会場での開催になりましたが、準備、進行お疲れさまでした。本当に、この場があることに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!


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