瞬間と永遠.com 自分を探し自分を知るブログ@愛知県豊田市・名古屋市 > 魂がふるえた > 正直者と人への興味と愛と『「福」に憑かれた男 著:喜多川泰』の感想。

正直者と人への興味と愛と『「福」に憑かれた男 著:喜多川泰』の感想。

「福」に憑かれた男 著:喜多川泰

『「福」に憑かれた男』読了〜。
いい本でした。感動しました。

でもこの感動、この気持ちは長くは続かないことを
ぼくは知っています。

「リフレクションは早めが鉄則」by 浅野智
ということで、冷めないうちに書いておきます。


どんな本?

自己啓発がファンタジーの要素を取り入れて
ストーリー仕立てになっているという、
初めて読むタイプの本でした。

随所に涙腺を刺激するところもあって、
目をうるうるさせながら読んでいました。
自分を照らし合わせてしまうからでしょうか、
できない男のサクセスストーリーには弱いのです。

語り口は斬新でユニークです。
成長した新米「福の神」が過去を振り返って、
自分の経験を元に、後輩「福の神」のために
手引き書を書くという語り口。

読みやすいので 2時間くらいで読めると思います。

今の自分の迷いにぴったりとリンク

この本の内容は、まさに自分の中にある気持ちと
完全にリンクしていました。

このところいろいろなものを見聞きするにつけ
「自分が生きる目的」っていうやつを考えます。
この本を読んで、また一つ考えのたよりができました。

「人を感動させること」がしたい。

それは辛い時、悲しい時、どうしようもない時、
どれだけ「歌」に助けられたか、どれだけ「歌」から
力をわけてもらったか。
そんな感動を人にわけてあげることができたら
とても素晴らしいと思います。

でも、それをどんな形で実現したらいいかはわかりません。

「自分のやれることを人のために使うことがいいんだ」
というところまではきているのですが、
「やれること」と「できること」は違いますし、
いまから「できること」を伸ばすには時間やお金がかかりますから。
まだ悩みはつきません。

なにかを成すには「力」が必要

「何かがしたい」という想いだけ強くても、
「力」がなければ、なにもできないんだと感じました。

「力」を蓄えるためには、今回の主人公みたいに「本を読む」とか
「勉強する」「体を鍛える」など方法はいろいろあります。
それが自分にとって苦痛なのかそうでないかはその人次第なんだな、と。

今回は、好きで本を読んでいたら「人の役に立つ力」になりましたが、
必死の覚悟で勉強するひともいます。
人それぞれですが「好き」が役に立ったら素晴らしいですね。

その話に関連して、本は 2種類あるんだなと思いました。
この本みたいに「こころを潤す」本と、「力」をつけるための本。
筋肉が「強さ」と「しなやかさ」両方が必要なように、
本も同じなんでしょう。

本編より

本編から琴線に触れた言葉を拾いながら読みました。
上でもあげましたが、今自分が考えていることと
リンクする内容がたくさんありました。

「幸せ」「豊かさ」の定義

幸せとか豊かさっていうのは、モノやお金があることじゃなくて
心の状態が潤っていること。

簡単に言えば、「希望」ってことでしょうか?

結果ではなく、常に過程でいること?
結果にたどり着かず、死ぬまで何かの過程でいることが幸せ?

うーん、
小野次郎さんの「死ぬまで勉強」とか
芭蕉の「人生は旅」ってことでしょうか。

お金は手段?目的?

「どうやってお金を儲けるか」じゃなくて「どうしてお金を儲けるのか」。
言い換えると「なにに使うためにお金が必要なのか」。

お金は「目的じゃなくて手段だ」っていうことは実感しています。
自分の場合だと、「Webは目的じゃなくて手段」、
「じゃあ目的は?」っていうところにいつも行き着きます。

行動の結果得られるもの

成功、失敗じゃなくて経験。

HCDのセミナーでさんざん学んでいることですね。
経験しないとほんとうの理解はあり得ない、というのは
ここのところなんとなくわかってきました。

「感じて動く」が感動

感動 = 感じて動く

なるほどと思いました。

同時に感動したら恥ずかしがらずに動かないと、ダメですね。
感想させてくれた相手に感謝を伝えないていうのは、
自分が受けとるばっかりです。

「教典」を「出しもの」化

この本の内容は糸井重里さんが「今日のダーリン」で言っていることと
リンクする内容がたくさんありました。
おそらく、いろんな人や学問が、
同じようなことをいってるんでしょう。

こうゆう誰にでもあてはまる真理を、
「教典」みたいなとっつきにくいやり方じゃなくて
今回みたいな「ファンタジー」とか「今日のダーリン」みたいな
エンターテイメントにまとめるっていうのはすごくいいと思います。

「ほぼ日」でやってることのほとんどが、これなんではないでしょうか。
もう一つ言うと、こういったやり方が「広告」の基本なんではないか、
という気もしてきました。

いまぼくは「過渡期」にいる?

なんだかんだわかったように書いていますが、
まったくこんな風に行動できていません。

ぼくは今、過渡期にいるのではないかと思っています。

例えば、数学でいえば「公式をおぼえた状態」、
歌でいうと「コードをおぼえた状態」。
そのおぼえたコードを使って「どんな歌をうたうか」が
本当に大事なことなんじゃないかと思います。

成幸者になるための 3つのこと

この本では「成功者」ではなく「成幸者」という言葉を使っていました。
成幸者になるためには 3つのことが必要だそうです。

  • 人知れず他の人のためになるいいことをする
  • 他人の成功を心から祝福する
  • どんな人に対しても愛をもって接する

自分の言葉で言い換えるとこうなりました。

  • 恥ずかしがらずに「世のため人のため」をやる
  • 人を妬まず、喜びを共有する
  • 「愛がすべてをうごかしている」を意識する

ここでもやっぱり「愛」。

ジョンもヨーコも、曽我部さんも、ディランも
「愛がすべて」って言ってるんだな。


--

※この記事を書いた人、ミズノケイスケに興味を持っていただけましたら、リンクツリーをどうぞ。

この記事に関連する記事

コメント

投稿
名前
 
メールアドレス
 
URL
 
タイトル
コメント
パスワード
Cookieに保存

瞬間と永遠.com 自分を探し自分を知るブログ@愛知県豊田市・名古屋市 > 魂がふるえた > 正直者と人への興味と愛と『「福」に憑かれた男 著:喜多川泰』の感想。

RSS 購読
リンク
  • track feed 瞬間と永遠.com

↑PAGE TOP