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WCAN2010 Spring 森田 雄さんのお話を聞いて
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- 2010-03-14 (日)
- 頭ん中
WCAN 2010 Spring に行ってきました。
毎度まいど新しい発見があるWCAN、
まとめておきます。
今回は、読書家森田 雄さんの
プロジェクトマネージャーについてのお話。
森田 雄さん(Extensive Reader)
「マークアップエンジニア」という言葉の生みの親、
というのは有名なんでしょうか。
肩書きの「読書家」は、このセッションを聞くまで
そんな職業があるんだね、と思ってた。(そんな訳あるかい!)
本人曰く、「家事手伝い」と同じ類のものだそうです。
[SESSION-1]プロジェクトマネジャーのための、キャリアパスを踏まえたチームマネジメント
プロジェクトマネジャーってなんだろ、ということなんですが
誤解を恐れずに言えば、会社内の「人」をうまく使って
業務を円滑に、また成果を出せるように導く、ひいては会社を
永続させるための仕事。
だいじょうぶだろうか…。
職種と技能
ディレクター、デザイナー、マークアップエンジニア…、
これらはただの職種であって、記号。
特に重要な意味を持たない。
業務を遂行するためのスキル(技能)は無数にあって、
そりゃできることは多い方がいい。
でも、
「デザイナーなんだからこれくらいできて当然だろう」
という先入観を持ってしまうのは危険。
そのチーム内の人が、どんなスキルをもっているかを把握して、
「誰が」「何を」するのが最適なのかを考える人=プロジェクトマネジャー
スキルマップ(スマップ)
そのチームのメンバーが持っているスキルを全て書き出す。
(実業務に関係の無いことも全て)
その効果として、
- できること、足りないことがわかる
「外注さんが必要じゃん」、とか「そもそもこの仕事できないじゃん」とか。 - チームのメンバーがどんなことに興味を持っているかがわかる。
チーム内の共通理解。自己分析。 - 新しいことをするとき、「それが可能か、不可能か」がわかる。
スマップにさらにもう一つの軸
キャリア形成を含めた時間軸を考える。
プロジェクトは並列で絶え間なく進行しているので
全体を把握しつつ成長を促す必要がある。
なぜかというと、
時間が経過する=成長していなければならない
から。
これは社会で存在し続けることの必要条件。
たとえば、「新しいことができるようになる」とか
「少ない人数、時間でできるようになる」とか。
まとめ
どんなリソース(人)を使うかによって、
- 成果物のクオリティ
- かかる時間(お金)
- 会社の成長
が大きく違ってくる。
これらを上手く把握して仕事の流れを組み立てるための
ツールが「スマップ」であり「プロジェクトマネージャー」という仕事。
思ったこと
プロジェクトマネージャーという職業のノウハウであるのだけど
仕事をするすべての人が知っておくべき内容ではないでしょうか。
「自分の職業(職域)は〇〇だから…、だからここまでやっておけばいいんだ、
これは知る(身につける)必要はないんだ」
という考えを捨てて、興味のあることをどんどん身につけていく。(手段)
それによって形成されたスキル(キャリア)を利用して、
目標(目的)を達成させる。
結局「自分は何がしたいんだ」という目的が必要なんだろう。
そんなことを考えました。
講師、関係者、参加者のみなさまへ。
このレポートは自分なりの解釈ですので、
なにか間違っているところがありましたら
お手数ですがご連絡ください。
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