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え、頭の中には自分がふたり。「奥の人」と「手前の人」って、いますよね?

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近考えていることを少し話してみます。

頭の中に、自分は二人いる。というお話です。なんのことだかわかりませんね。

14歳からの哲学」という本を読みました。その本の冒頭部分、「わたしって誰だろう?」という哲学的な問いからはじまります。

「わたしって誰だろう?と考えているあなた。その考えているところをどんどん辿っていった先にあるはずのものが、わたしです」そんな問いです。

これを読んで、「わたしって誰だろう?」と辿っていく不思議な感覚が楽しくて、この遊びを繰りかえしているうちに、あることに気づきました。

それが、「頭の中に、自分は二人いる」です。二人とは「奥の人」と「手前の人」。

例えば、あなたはこの文章を黙読しているでしょうか?そうだとしたら、この文章が頭の前の方、おでこの辺りで鳴っていませんか?それを「手前の人」と呼びます。

また、誰かになにか話すとき、一度頭の中で考えてから話すこともあるでしょう。その話す内容を考えている場所は「手前の人」です。

「奥の人」は、もっと奥の方にいます。頭の後ろの方です。「後ろ髪を引かれる」という表現がありますが、まさにその引かれている部分です。って、わかりづらいでしょうか。

「奥の人」は、「手前の人」のようにおしゃべりではありません。寡黙で、でもすごく意志が強くて、自分の考えや行動を決めているのは、実は「奥の人」なんです。無意識のうちにとる行動や、「手前の人」がするおしゃべりは、「奥の人」が決めています。

「手前の人」は簡単にウソをつくことができます。実験してみましょう。自分が大好きな人、もの、ことを思いだして「○○なんてだいっ嫌い!!!」と心のなかで叫ぶ、と。どうでしょうか?心にも思ってもいないことでも、「手前の人」は簡単に言えます。

でも「奥の人」は、本当はだいっ嫌いではないことを、わかっています。手前の人はいくらでも騙せるけど、奥の人は騙せません。

そして「奥の人」は寡黙です。だから正体をつかみづらいのが難しいところです。「手前の人」がどれだけ「キミはどんな人なんだい?」とたずねても、返事をしてくれません。だから「奥の人」のことを知ろうと思ったら、実際にした言動や行動を、外側から客観視する必要があります。そうすることによって、「奥の人」の正体に近づくことができます。

「頭の中に、自分は二人いる」。二人とは「奥の人」と「手前の人」。そして、本当の自分は「奥の人」である。

なんてことを考えてみたのですが、皆さんどう思われますか?

おまけ

マザーテレサの有名なこの言葉をご存じの方も多いでしょう。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

ここで言う、「思考に気をつけなさい」は、ぼくが言うところの「前の人のおしゃべり」のことだと思います。

「奥の人」は頑固で、正体が分からない上に、変えようとしてもなかなか変わらない。でも、「思考=前の人のおしゃべり」だったり、実際に口から発する言葉で刺激してあげることによって、ちょっとずつ変わっていくんだよ。と、そういうことを言っているのではないかなと思います。

おまけその2

「奥の人」について知ることは、ここ最近傾倒している「ストレングスファインダー」の才能に気づくことと同義ではないかと思っています。


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