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HCD-Netセミナーin名古屋#3 ストーリーテリングのレポート

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小林先生の講義で紹介されていた映画「ワンダフルライフ」の一場面。

HCD-Net主催のセミナーに参加してきました。お題は「ストーリーテリング」です。今回は特にワークショップの部分を取り上げて、振り返ってみようと思います。

セミナーの詳細はHCD-Netのサイトをご覧ください。

イベントレポート HCD-Net | HCD-Netセミナーin名古屋2012 (第3回)

ストーリーテリングWS

講師は酒井洋平さんでした。

大まかな概要をHCD-Netのレポートより引用させていただきます。

「ストーリーテリング」のワークショップを行いました。5人で1グループを構成し、身近なテーマ(「飲み会の設定」「旅行の計画」)を題材にして、アクティブ・リスニングを行い、ストーリーの断片を集めることからスタートしました。参加者は「インタビュアー」「ストーリーテラー」「ノートテイカー」の役割を順にこなして、ストーリーの断片をアネクドートという形で抽出していきました。これらのアネクドートをカテゴリ分けしてストーリー要素とし、英雄構造形式のストーリーに紡いでいき、このストーリーの問題点を解決するアイデアを加えて、UXストーリーを完成させました。できあがったUXストーリーは、ターゲットオーディエンスを経営者またはユーザーに設定して、エレベーターピッチを想定してグループごとにプレゼンを行ってワークショップを締めくくりました。

ぼくたちの班は、「飲み会の設定」についてのストーリーを選びました。

おおざっぱに要約してみます


写真:インタビューした内容を書き出したところ。

ぼくたちの場合は、つまりこういうことだと思います。

あるコンパのセッティングを頼まれた女性がいます。メリットも多いし嫌いじゃないけど大変だと感じています。それを解決してくれるサービスを考え、それを魅力的に伝えるストーリーを作る。(ちょっとおざっぱすぎでしょうか。。)


そもそもストーリーテリングとはなんだけっけ?

定義
ストーリーの形式を使って情報を共有すること

「情報を共有する」ための手法ということですね。

良いところ
ストーリーテリングは、イメージが沸いて、共感しやすい。

写真:英雄構造でストーリーの骨組みを考えているところ。

なるほど、メリットがあります。人になにかを伝えるのは、思った以上に難しいものですしね。

ということは、例えばこの女性が「コンパのセッティングを助けてくれるサービス」の物語を読んで、状況がイメージできて「それ使いたい!」となればいいと言うことですね。

次に、ぼくがWSの中で考えたストーリーを書いてみます。

コンパのセッティングを助けてくれるサービスの話

Iさんは、友達から頼られる「姉さん」的存在。コンパのセッティングは大変だけど、友達もできるし、みんなが喜んでくれるのがうれしい。

コンパのセッティングはまず、人を選ぶところから。どの女の子とどの男の子が合うのだろうか、悩みどころ。

次にするのが重要項目のお店選び。これでコンパの正否が決まる。いつもはネットで調べるのだけど、実際のお店と違うことが多くて、失敗したことが何度かある。口コミを参考にするのだけど、大量の口コミを読むのは頭が痛い。

そんな時に見つけたサービス「LOVEマッチング」。一言でいうとコンパのコンサルティングサービス。

ネットで情報を打ち込むと、最適なお店をいくつか提案してもらえる。機械で自動化されているのではなく、実際に人が動いて選んでくれているのだろう。その提案はメンバーにとってぴったりなお店ばかり。

以前使った時は、アウトドア好きなメンバーに登山用品をフィーチャーしたお店。話が盛り上がった。

今回のコンパも難易度の高いセッティングだけど、ぴったりのお店が選べた。これならカップル成立!しちゃいそう!?

頼られると断れない性格、でも友達が喜んでくれるのはすごくうれしい。「LOVEマッチング」があってよかった☆

疑問

他の班の発表を聞いたときも思ったことですが、どの程度具体的にすればいいのでしょうか。

ぼくのストーリーでは、コンサルにお願いするところまでで、その後具体的な部分にはあまり触れられていません。

ストーリーの焦点をどこに絞ったらいいのか。うーん。。

個性がでるのかも

自分たちの班の他の方のストーリーを聞いたときおもしろいなーって思いました。物語って、切り取り方は人それぞれだし、その人の個性が出ている感じでしたので。

大事だと思ったところメモ

最後にテストに出そうなところをメモします。

エレベーターピッチ

例えば、エレベーターで偶然乗り合わせた上司に1分間で説明をして、要点が伝わるでしょうか?

アテンション&インパクト
誰が何を困っているのか
ソリューション
どのような解決策なのか
メリット
何が優れているのか
→コンクルージョン&コネクション
結論と詳細説明の機会獲得

ぼくが書いたストーリーは、これらがわかりやすく盛り込まれているでしょうか。

ターゲットオーディエンス

ストーリーを語る対象を決めてからストーリーを書く、とのことです。

経営者
それはわたしのビジョンにあうのか?
ユーザー
それは私にとって必要なの?

アクティブ・リスニング

人の話を否定せず、受容的、積極的に話に耳を傾けて聞く態度技法とのことです。ぜひ身につけたいです。

  • 関心を向ける・受け入れる
  • 確かめたいフレーズを復唱する。
  • 相手の意図について振り返る(つまり・・こういうことですか?)
  • 気持ちや経験を要約する
  • 思いや共感をフィードバックする(わたしもそう思います〜)
  • 否定をしない(支持する)
  • 見聞きしたことが妥当かどうか確かめる
  • 黙っている。考える時間をあたえる(これ意外と重要!)

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