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スチャダラパー「WILD FANCY ALLIANCE」の感想。
- 2010-09-16 (木)
- 魂がふるえた
少し間があいて、熱は少し冷めてしまったー。
でもコイツは書かねばならないっ。
スチャダラパーの1993年のアルバム、
「WILD FANCY ALLIANCE」のことを書いておこう。
例によって、ほぼ日で
そもそもこれを知ったのは、例によってほぼ日の連載、
「彼方からの手紙」を読んでから。
糸井さんと、ボーズくんの
親友のような相方のような家族のような・・。
そんな、羨ましいようなやりとりを読んで、
これは聴かなきゃと思ったものの、
すでに廃盤になっていて手に入らない。
このたびBOXセットが出るらしいけど、
12,600円はちょっと・・・と思っていたら、
嫁さんのファインプレイ、実家から発掘してくれました。
お笑いフィールドのラップ
そんで聴いてみると・・・、
ついついニヤニヤしてしまう。
メッセージがあるのや、
ただただおもしろい方向にいっちゃうのや、
ほんとくだらないのや。
ざっくばらんに詰まってる感じ。
連載の中でも言ってたけど、これは
「音楽のフィールドじゃなくて、お笑いのフィールド」
っていうのはよくわかる。
芸人さんのやりとりを見てるみたい。
というより、
落語に近いのかな、この洗練された名人芸は。
個人的ハイライト
いちばん笑っちゃうのは、
「後者 - THE LATTER」だろうかー。
掛け合いが絶妙すぎて、
ノートに全部メモってしまったほど。
この曲は連載の中では漫才、
芸人で言うと「ナイツ」って表現されてたけど、
なるほどその通り。
お気に入りを少しだけ。
得するひと
お得なひと鵜呑みにするヤツ
飲んで吐くヤツ使えるヤツ
つっかえるヤツたれてるひと
たらしてるひと月収100万
年収100万いまを生きるひと
ヒマを生きるひと
はあー、愉快。
あいつもいればよかったのになー
連載を読んでいなかったら、
こんなふうに思わなかっただろうな。
そのあたり、ほぼ日のしてくれてることって
表現者にとっても、受け手にとっても大きいと思う。
曰く、スタンド・バイ・ミーソング
「彼方からの手紙」
のくだりで、またしても間に受けてしまった。
ぼくは、
「あー。あいつもいればよかったのになー」
って言われる人になりたい。
ほんと、ほど遠いけど・・、そう思う。
と、ここまで書いて、筆を置く。
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