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「非属の才能」著:山田 玲司 プチ非属が世界を良い方向に変えると信じたい
- 2012-09-17 (月)
- 魂がふるえた
ジョン・レノンとか、手塚治虫とか、ブルース・リーとか、桑田佳祐とか、これを書いた著者にしても、そんな見上げたら後ろにひっくり返ってしまいそうな人たちと、自分を並べるつもりは毛頭ございません。
ただ、中学・高校生くらいからずっと感じている妙な感覚、「空気に馴染めない」というか「浮いている」というか、そんな違和感を持っているぼくには「ミニサイズの非属」くらいは持ちあわせているのかもしれません。まあこれも、すべての人がそう感じているのかも知れませんが。
きっかけ
きっかけは、Facebookのこの投稿の最初のフレーズ。
組織にうまく属せない、それは才能がある証拠。
なんて自意識過剰なw
といいつつも、なんとか勤め人として毎日を送っておりますが。それでも、これを読んでたくさん共感し、必ず読むぞと。
1ページ目を開く→そのまま最後まで
読み終わって、こうツイートしました。
今日の朝届いて、最初のページをめくり、そのまま最後まで読んでしまいました。「ほんとうのことが書いてある本」だと思いました。これをネットでシェアするのも皮肉な話ですが、「なんか日々息苦しい」みたいな人にオススメです。
「ほんとうのこと」こう表現するのがぴったりだと思いました。読むひとによっては反対意見がメチャクチャ出てきそうな内容です。この社会の常識とはだいぶかけ離れていると思います。でもこれが本当のことだと思いました。
「ネットでシェアするのも皮肉」と書いたのは、著者がネットやSNS批判をしていた部分を受けてですね。
非属のトム・ヨーク
読んでいると、その内容に呼応するように、RADIOHEADの歌詞が浮かんでくるんです。トム・ヨークの憂鬱で皮肉たっぷりの。それでRDIOHEAD流して読んでいました。最初、音で集中できなかったけど、一緒に聞きたかったので、ボリュームを下げて流していました。
読むにふさわしくない人
この記事に書いてある事に賛成です。
まず、絵に描いたようなエリート人生を歩んでいる人、そして「オレの人生、そう悪くないよな」と8割方満足している人には、本書は必要なし 和をもって、属さず?『非属の才能』山田玲司著(評:三浦天紗子):日経ビジネスオンライン
毎日ハッピーで仕方ない人は読む必要なし。疑問を感じる、息苦しい、違和感、孤独、・・・な方、是非どうぞ。
反対意見
こんな記事も見られました。
ただ私にはそういうはみ出し者が通用するのは漫画家や芸術家、科学者の一部の専門家であって、大多数のサラリーマンには「非属の才能」は必要ないものだか ら、手放しで礼賛する気にはなれない。そういう大多数の集団の中で生きなければならない者たちには「のけ者」や「孤立」させられることはたいそうキツイ体験であり、ツライものである。「みんなと同じ」でないと生きられない環境がこの国の大半ではないだろうかと思う。だからヘタに「非属」を手放しで礼賛する のは控えたほうがいいのではないかと思う。 『非属の才能』 山田 玲司 | 考えるための書評集
創造・クリエイティブな事に関わる人以外には必要ない、と。
果たしてそうでしょうか?
創造性が必要ない仕事なんて、あるのでしょうか?
あるとしたら、それこそ「みんなと同じ主義」が作り出した世界においてだけのことでしょう。
例えば、ぼくが新しいアイデアを誰かに伝えたとします。今までの流れに変革を起こすもので、ちょっと奇抜に映るのかも知れません。
すると、たいてい3パターンどれかの返事が返ってきます。
- リスクを並べて回避させようとする。「でも」「だって」「心配だ」
- 中立。「いいんじゃない」「やるならやってみてもいいよ」
- アイデアを上乗せし、アイデアを膨らませてくれる人。
誰もやったことのないことでも、可能性を信じ、アイデアを上乗せしてくれるような人。そんな人は「プチ非属」の人なんだと思います。ぼくはそんなひとになりたいし、そんな人達が世の中を良い方向に変えていくと信じています。
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