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映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の感想。銀杏BOYZの峯田君イイ☆
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- 2010-02-21 (日)
- 魂がふるえた
映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」観ました。
ひどい映画なんだけど、なぜか心が震える映画。
そして、下の方も震える…。
(注:女性や下品なことが嫌いな方は観ない方がいいと思います)
主人公、田西(たにし)が情けないからこそ、
自分を投影してしまう。
青山のセリフ、
「29年間何もしてこなかっから、薄っぺらなんだよ!!!」には
ついつい自分に言われてるような気がしてしまった。
登場人物のみんながみんな、どうしようもない人という、
だからこそある意味リアリティーがあるというか、
なんかスカッとしない気持ちなんだけど、そんな悶々としたものが
現実の世界を取り巻いてるんだな、とも思う。
でも田西のした努力は、バカにしちゃあいけない。
誰も笑っちゃあいけないんだと思う。
それをしてしまったら、希望もなにもないですよね。
それにしても、キャストが秀逸。
峯田くんは田西を地でいってる感じで、
ブログなんかを読んでるとそのまんま。
黒川芽以もYOUもいいエロさで、
決してタメ口にならない小林薫さんもいい味出してた。
松田龍平は殴られて欲しかったな…。
そして、リリーさんは作業着でも似合うなあ、と。
そして音楽。
主題歌の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」はとにかくかっこいい。
特にPVのゴニョゴニョが入ってるのがいい。
あと劇中の田西が歌う岡村孝子の「夢をあきらめないで」は
見どころの一つではないかと。
なんとなく銀杏BOYSの「あいどんわなだい」のPVを思い出した。
簡単に言うと、このPVみたいな映画。
というか、まさに三十路前の性春映画でした、と。
※重ねて申し上げますが、
「男の性欲」について描かれている部分が多いので、
人によっては不快に感じる方もいると思います。
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