瞬間と永遠.com 自分を探し自分を知るブログ@愛知県豊田市・名古屋市 > 「ユーザビリティーエンジニアリング 著:樽本徹也」を読み終えました。 > レビュー

「ユーザビリティーエンジニアリング 著:樽本徹也」を読み終えました。

選択されているタグ

タグを絞り込む

ユーザビリティーエンジニアリングという本を、ようやく読み終えました。HCDセミナーに参加して、もう少し理解を深めたい、というところで、@suzuki_curry さんからお借りしたものです。いちいちメモをとりながら読んでいたら、1ヶ月もかかってしまったー。

だいたいの内容は、一連のHCDセミナーに出ていたのでわかりやすい内容でした。セミナーで習ったことの復習と、あとは、実際の現場でのくわしい流れや、具体的な進め方、お金などの数字のことなど、スケール感としてつかむことができました。

浅野先生が言っていたことで、「まったく知らないことについての本は読めない」っていうのは、ほんとそうだな、と思いました。ほんと。(本だけに・・・。)

本当のニーズ

最後のほうに出ていた「本当のニーズ」という考え方が特に印象に残っています。セミナーの中では「アクティビティーとインタラクション」という言葉でたびたび登場していました。技術者になにかを伝えるとき、「本当のニーズ」を伝えないと、狭い範囲からしかモノを生み出すことができません。

浅野先生の例えをお借りすると、「ものすごく効率のいい券売機を作るってなに?」という話なんですが、その人からすると、「切符をスムーズに買いたい」ということじゃなくて、本当のニーズは「移動すること」ということですね。

だから、「テキストの文字を大きくして欲しい」と言ってしまうと、ただ大きくしかならないのですが、「文字を読みやすくしたい」とか「この部分を特に伝えたい」というように本当のニーズを意識すると、たくさんの手段の中から最適なものを選択できるようになります。

仲間を見つけよう!

これは「あとがき」の、最後の最後に書いてあったことです。

UCD (この本ではUCD、セミナーはHCD) は、まだあまり知られていない考え方なので、組織の中で複数の人の理解がないと進めることができません。自分だけが新しい考えを持ち込んでも、まわりの理解が得られず、ひとりで抱えてしまうだけです。

そこでこのように「仲間を見つけよう!」と書いたのだと思います。

ちょうど今日、まさにこのことを言っているツイートを見かけました。

最近の自分のテーマにズバリでヤスヒサさんに心読まれてるのかと思った。 自社にUX文化を広めるコツ : could http://www.yasuhisa.com/could/article/evangelize-ux/less than a minute ago via Tweetie for Mac

幸いぼくは、@suzuki_curryさんと一緒にセミナーに参加していたので、けっこうすんなりと業務に持ち込むことができました。そのあたり、恵まれているのかな、と思います。

ほんと、そう思います。

さて、これでようやく情報デザインの教室を読みはじめられますー。


--

※この記事を書いた人、ミズノケイスケに興味を持っていただけましたら、リンクツリーをどうぞ。

この記事に関連する記事

コメント

投稿
名前
 
メールアドレス
 
URL
 
タイトル
コメント
パスワード
Cookieに保存

瞬間と永遠.com 自分を探し自分を知るブログ@愛知県豊田市・名古屋市 > 「ユーザビリティーエンジニアリング 著:樽本徹也」を読み終えました。 > レビュー

RSS 購読
リンク
  • track feed 瞬間と永遠.com

↑PAGE TOP