september


9月の終わりの君は少しだけ寂しげで
肌寒いし 嫌いになってこんな私を振ってください

喜び 怒り 悲しみ なんだっけ あとひとつで
僕は感じられた子供の頃に戻れる

帰り道フラッシュバックのように次々と浮かびあがる
こぼれ落ちる涙 電話には手を伸ばさない

私は泣けないから だからだいじょうぶ振ってください
どうせ一粒の薬で変えられる人生なんだから 私を振ってください


本当は月は歌っていた 僕だけ知らなかった
僕はもうどうでもよくなって少し日本人離れした君の顔思い出していた

私は泣かないから だからだいじょうぶ振ってください
どうせ一粒の薬で変えられる人生なんだから
終わらせられる人生なんだから

笑っていても寂しそうだった 最後の言葉 僕を追い込んで優しく壊していく

どうか私を振ってください…