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HCD (人間中心設計) セミナー4回目。課題プレゼン、浅野先生のおしえかた

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この記事は筆者によるセミナーの感想です。内容については、個人の主観が入っている部分や、間違って理解している部分もがあるかと思いますが、ご了承の上お読みください。

『WEBサイト制作者のためのHCD(人間中心設計)の理解 in 名古屋』セミナー 4回目のレポート、長くなってしまったので 2回にわけてお送りしています。

前回はペルソナ/シナリオ法の講義まとめ。文字だらけのかなりストイックな内容になっております。

今回は、班に分かれての課題 〜 懇親会 〜 2次会の味仙でのプレゼン 〜 まとめ までです。では、どうぞ。

課題

今回の課題はずばり、ペルソナ/シナリオの作成。 前回ユーザー評価をしたサイト (ぼくらはトライデントコンピュータ専門学校) のペルソナ/シナリオを作成するというもの。

今回も駆け足なので、実際より"はしょって"進めました。はしょるといっても、「全行程体験しないと勉強にならない」という先生の教えから、やるべきことはやらせてもらえたようです。

作業の手順

  1. インタビュー内容を考える
  2. 被験者を 2人連れてきてインタビュー
  3. 結果からキーワードって、カードソート
  4. 分類わけしたないようから、ペルソナ/シナリオを書き起こす

と、簡単に説明を受けましたが、はてなマークだらけです。

今回は自信あり?

たった 1時間の講義で、次にやることすら見えていない状況でのスタートでした。もちろん完成形なんてまったく見えてません。 とにかくあーでもないこーでもない言いながら手を動かしてみる。資料を眺めてみる。教えてもらったように、ポストイットに書いて貼ってみる。

そんなことをしているうちに、なんとなくまとまってきて、どうにか完成していました。

いつもは完成したものが怪しく思えていたのに、今回はなんとなく自信ありで、班の皆さんも「いいんじゃない」といいムードでした。


インタビュー内容のまとめ

以前習ったカードソートで

完成したペルソナ/シナリオ


しかし、評価はおあずけ

今回はどうだ、と息巻いていたにも関わらず、会場の時間の都合で今回の「ダメだしタイム」はありませんでした。なんとも肩すかしを食らったような煮え切らない気持ち。

どうやら懇親会で講評があるとのこと。

懇親会にて・・・

素材屋での懇親会はいつもどおりみんなで楽しくわいわい。逆に騒がしすぎてとてもプレゼンどころじゃない空気でした。

みなさんと楽しくお話しつつも、ちょっと講評が気になっていたところ、ちょうど浅野先生が来たので、先生をつかまえて「いまから目の前でやるから聞いてもらってもいいですか?」って。

そしたら「おお、じゃあやってみなさい」となり、プレゼン用の模造紙を広げたところで、ちょうどお開きの時間とあいなりました。

またモヤモヤがたまる。ぼくは味仙でのリベンジを誓ったのでした。


プレゼンどころじゃない

といってる間におひらき

今回の締めは、川口先生


ミセン プレゼン ぼく T1ラーメン

いつもは参加しないのだけど、今回は特別、2次会の味仙に初参加しました。

T1 をなんとか (麺だけ) 平らげ、予告通りプレゼンをしました。ギャラリー多し。お店のかたすみません、ご迷惑をおかけしました。


がんばったー

ようやるわー

ギャラリーが・・・


先生の講評ツイート

味仙でのプレゼン終了後、浅野先生からこんなツイートが。

@314satoshi いやー、あれは素晴らしい RT @akanerob 味仙プレゼンお粗末さまでした。先生からダメ出しがないと気持ちが悪いです。 #hcd_ngo

ほほう。なるほど。 あれでよかったんだ、と思っていたら・・・

翌日の不吉なツイート。

@314satoshi 酔っ払っていて、全然覚えてないっす。w RT @akanerob @jaznotjaz 今日はお疲れさまでした。浅野先生が酔っ払っていたのであやしいもんですが、ペルソナあれでよかったみたいです。 #hcd_ngo

「覚えてないっす」ってそんなにかわいく言われてもね!

ということで、「素晴らしい」っていうのは、作成した「ペルソナ/シナリオ」について向けられたんじゃなくくて、味仙でプレゼンする勇気に向けられてたっていうことでしょう。なんか逆にこっちの方がしっくりきてしまいますが・・・

しっかし、酔っ払った浅野先生はアテにならないってことですね。毎回懇親会でいい話をしてくれるんですが、それも覚えてるかどうかあやしいもんです。

しかしフォローはしっかり

ちなみに、浅野先生もブログに書いていただいたようです。(ちなみに、ツイッターでのやりとりがあって内容は少し書き換わってます。)

懇親会で講評会 | 情報デザイン研究室

そして、さらにフォローツイートも。

@314satoshi @akanerob 要するに3時間で作ったもので、良いとか悪いとかの評価してもしょうがないということ。自分で作り込んで、使い倒して、本当に役に立つか体験してみないと身につかない。答えなんか無くて、自分で納得出来なきゃ勉強じゃないよって講師が言っちゃいけないか。 #hcd_ngo

で、ぼくの返事としてこのようにつぶやいてました。

@314satoshi お忙しいところご配慮いただいてしまたようですみません、ありがとうございます。自分でも思うのですが、やったことに対しての結果を早く求めすぎなところがあるようです。自分実感できるまで、じっくりと続けることが大切ということですね。

なるほど。そういうことか。

まとめ

なんだかよくわからない方向へ話が進んでしまいましたが、このセミナーでは HCD の方法論もそうですが、人がなにかを学ぶときに大事なものを教えてくれているような気がします。

それは、一度やってみて失敗してもいいから経験してみること。

実際に体験するユーザー中心で考える、という HCD の考え方に近い部分かも知れませんが、セミナー第一回から突貫工事で課題を進めて、毎回失敗して、でもそれがあるから本当の理解につながるのではないかと思います。

そういえば、このセミナーの名前は、
『WEBサイト制作者のためのHCD(人間中心設計)の理解 in 名古屋』ですね。

浅野先生のおしえかた

浅野先生の勉強会のやり方を見ているとこんなことを感じて、あるときつぶやいています。

ほんとうにその人のことをおもっていたら、被害が最小限で済むようにじゅうぶんに配慮をして、わざと間違いをさせてあげる。

「千尋の谷から突き落とす」みたいな教え方もあるだろうけど、愛情があるならば、その人が実体験として理解できるように間違いをさせてあげる。でも、仕事でのミスは時に取り返しのつかないことになる場合もあるので、裏で被害が最小限に抑えられるように配慮しておく。

特に今回のはただの勉強会なんだから、失敗しても誰に迷惑をかけるわけでも、お金や時間を失うわけでもない。ただちょこっと恥ずかしいだけ。

恥ずかしいだけでなにかが身につくなら安いもんですよね。


といった感じで、いろいろあった 4回目のセミナーでした。

さて、そろそろ HCD 用語なんかも覚えてきたところですが、このセミナーも次の「プロトタイピング」で最終回。がんばってものにしたいです。

また、中級者向けセミナーとか、合宿セミナーっていう話もちらほら聞きますが、こちらにも期待です!


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