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虹の戦士とファイナルファンタジー

山耕平さんつながりで、図書館で借りてきて読みました。

北山耕平さんが書く「まえがき」を娘に読み聞かせていたら、だんだん気持ちが入っていくのを感じました。いまの自分にとても響くメッセージでした。


虹の戦士たちは、誰からも命令や指示をうけない。戦士は「指示や命令がなければ動けない兵隊」とはまったく異なるからだ。虹の戦士とは、自分が好きになれるような世界を作るために、なにかを自発的に始める人たちだ。

このとき、僕は、虹の戦士であろうとするために行動することを誓いました。

虹の戦士とファイナルファンタジー

話は変わって、本編を読みすすめていく中で思い出されていたのは、ファイナルファンタジーのことでした。そうFFとも言われているゲームの。

シリーズで言えば、1・2・5あたりなのかな。僕が体験したのは小学校〜中学校くらいのはず。その頃は、ゲームの世界観がどうだとかまったく意識になく、目の前のゲームを進めることや、革新的なグラフィックや、ジョブチェンジシステムなどに心を躍らせていたものです。

いくつくらいだろうか、大人になって、あらためてファイナルファンタジーの世界観を「ふっと」思い出すことがあります。当時は感じていませんでした。世界の終わりのような、なんというか、うーん言葉で表現できない。退廃的でさみしげな感じ。

「大地は腐り・・」からはじまるプロローグで、4人の少年がクリスタルの輝きを取り戻す。ってのが物語の大筋な訳ですが、その 「大地は腐り・・」を地で行っているのが、この僕らの暮らす地球じゃないかと、今ではそう感じます。

そして、この「虹の戦士」に書かれているインディアンのものがたりは、ファイナルファンタジーの主人公達そのもの。

ゲームのプロデューサーにその意図があったのかはわからないけれど、小学校時代のゲームの体験が、自分の奥底に息づいているのを感じたエピソードなのでした。


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